師匠である松鯉先生をいつか歌舞伎座の舞台にという伯山先生の夢はまだ松之丞さんで二つ目だった頃から折に触れ耳にしていたので、開催のニュースを知った時から大興奮で待ちわびた日
大学時代の友に繋いで頂いたご縁で、松之丞さん時代には、会社のクラブ活動の一環で社内講談会も開催頂いたこともあり、これは絶対皆で行きたいと来月の歌舞伎とセット鑑賞会として歴史的日に立ち会うことができた。
今回参加してくれた同僚の一人は、松之丞さんの荒川十太夫に大感動して、帰宅後配偶者さんに熱く語って聞かせて泣かせちゃった人、もともとの演芸ファンから松之丞さんに惚れ込んでいつかの貴重な打ち上げの思い出を大切に大切にしている人、気づいたら落語・講談が大好きになった人、能楽堂で一緒に松鯉先生の講談を聞いて感動した人、歌舞伎は観たことあるけれど講談は初めてという人、歌舞伎座の客席にも色々な人たちがそれぞれの思いを抱えて座っていたんだろうなぁと、それだけに満員の客席の最後の一体感にほわほわとただひたすらにほわほあと幸せだなぁと
今回歌舞伎ファンの友人たちも初講談を経験してその面白さんに気づいてくれて、私の大好きな大好きな松鯉先生の偉大さに気づいてくれてはぁいや~~ほわほわ幸せ
松鯉先生のお誕生日当日に傘寿のお祝いを一緒に出来てはぁ~~ほわほわ幸せ
開口一番は梅之丞さん、昼の部は鯉花さんだったのね、入門から日が浅い前座さんがしっかりと歌舞伎座の舞台で口演で来たこと自体が凄いのに、明瞭な声でしっかり物語を読んでくれて、緊張されてました??すごいわぁ。
伯山さんは安兵衛駆け付けと安兵衛婿入り
・・・正直ちょっとまくらが長すぎたかな、まだ本編に入らないの??という空気感を参加者から感じつつ(笑) まぁ実際予定終演時間をかなりオーバーしてたのでね・・・
でもでも、やっとこの日ですよ、講釈師が歌舞伎座の舞台で口演するの97年ぶりですよ、浮かれてまくらが長くなっちゃうのもご愛敬ですよね💕
松緑さんを特別ゲストに招いた特別鼎談は、もうねぇ、松鯉先生が本当に幸せそうで、もうもうそれが全てよねぇ。松鯉先生が歌舞伎役者をされていた話を聞きながら、ふと菊五郎さんと同じ年かしら?と思って調べたら、松鯉先生が9月28日生まれで、菊五郎さんは10月2日生まれの4日違いでした!
松緑さんが講談にお詳しいのもなんだから嬉しくなっちゃう。
この日の為に用意された襖絵が素晴らしくて、鯉に松に

伯山先生から「三之助」という言葉が出た瞬間、歌舞伎を観始めた頃の平成の三之助の姿が思い出されてちょっと複雑な気持ち。
松鯉先生の『荒川十太夫』
ありありと画が見える、何故だろう黙々と内職をする十太夫の姿に泣かされた、松鯉先生の語る荒川十太夫が殿様に語る言葉から、内職をする十太夫の姿が見たの~

来月の松緑さんの新作歌舞伎『荒川十太夫』も楽しみ。
・・・堀部安兵衛、私の初宝塚が『忠臣蔵』で轟悠さんが堀部安兵衛でほんとかっこよかったなぁってそんな30年前の記憶も引っ張り出されたり

今回のために弟子から送られた楽屋暖簾がまた歌舞伎座の楽屋に飾られる日を願って、
改めて松鯉先生おめでとうございます!