とりあえず複数回観る予定がある時は、初回はまっさらで観たい派なので、なんとなく実話がベースにあるということだけの情報をもって、まずは成河”ぼく”、濱田めぐみ”母”、浦井健治”大切な人たち”の組み合わせから
 
1995年、事故の6年後から物語は始まる、そこから回想シーンへ。
事故は1989年大学1年の6月、息子を心配する母の姿に、大学1年のGWに山の事故で亡くなった同級生の事を思い出し、彼の母親のことを想像してしまって、いきなりボロボロ泣いてしまった。高校も同じで親しかったわけではないけれど、せっかく地方の高校から大学に受かって親元を離れて今日も未来も輝いていることをうたがわなかったであろう息子との突然の別れに彼の家族の哀しみを思ってしまって、あれから長い時がたって母親世代になって、うまく言えないけれど、
 
で、さて、肝心の舞台は、
 
うーん、なんだろ、なんだろ
えーと泣けたんです、でもそれはえーと昔の記憶が引っ張り出されたからでえーと、うーん
あ、けんちゃんが素敵でした😍
 
ミュージカルは音楽が肝よなぁ…
一曲はよくても似たような曲調が続いたらふーんって感じだしなぁ

まぁ実話に基づいているけれど、わかりやすく記憶喪失って言ってるけど、食べることも忘れてるってことは高次機能障害だよね

美術は好き!ぼくの見えてた世界を垣間見せてくれる感じの文字が飛ぶとか電線とか!
 
ところで、日本発オリジナルミュージカルってそんなに大層なものなの??
宝塚とか歌舞伎とか観てるとさ、正直それが何か?って思っちゃうんだよね😅
まぁそんなに肩の力を入れなくても作りたい作品の形態がミュージカルの方が伝わると思ったらそうしたらいいんでないの?って思っちゃうんだよね😅
ただひたすら愛の連呼でも、寺田瀧男&植田神爾のつくったベルばらの愛あればこそは名曲だし、
夜が来れば朝は近い、冬がくれば朝は近い
ってそのまんまやんけ!ってなるけど
『風と共に去りぬ』で明日になればって力強く歌われると生きる力を貰えるもんなぁ
 
でソワレは浦井健治の”ぼく”に、柚希礼音の”母”、成河の”大切な人たち”の組み合わせで
 
わたしゃ、そんちゃんファンなんだけどこの作品では断然けんちゃんだな
私には浦井くん、柚希さんの方がしっくりきたが好みもあるので😅
細かい動きも違うので見比べるのも良いかと😁
上手さはやはり濵めぐ&成河だが、柚希&浦井の親子感好き😊
 
うーんそれでもクライマックス?にかけてうーん、ってなっちゃうんだよねぇ
新作ミュージカルっていうなら、去年の衛生の方が好き。なんといっても曲がよかったぞ。

あー今日はちょいと説教臭く感じたんだ…
あーマチネの二人は上手すぎるのかも
なんだろ、うーん、やっぱり二人とも上手いよねで終わったというか、ふむ
あと一回この組み合わせでチケットあるんだけど、どうしようかなぁ
 
宝塚のスカステでやってるMUSICA×MUSIKって日本語ミュージカル曲の参考になるものが多いんじゃないかな
と録画してた花組のはいからさんが通るの主題歌の回を流し見しててふと思った
 
日本オリジナルミュージカルっていう言葉にモヤモヤする理由の一つに、海外からの輸入作品に負けるな日本!って気概を感じて、それはそれで決して悪い事ではないのだろうけど、輸入物はまず現地で取捨選択されて良い物が入ってくるからなぁと
だからまずは作る作品数が増えないことには、輸出できるまでのクオリティのものは早々簡単にはできないわな

あと、やっぱりもっと肩の力を抜いて、日本語で舞台を創るにあたり、ミュージカルって形態がベターならミュージカルにすりゃあいいじゃないかってそれだけだし、観劇側には輸入物だろうが、日本で作るオリジナルだろうがどうでもいい
 
要するに心が動けばいいんだわ
何か刺激を貰えればいいんだわ

たださ、ミュージカルって形態をとるなら、やっぱり技術論はあると思うのでそこは知識とテクニックが必要なんだろうな
特に音楽ね😅
 
耳には幸せでも何も残らなかったし、じゃぁ演者の声を生かせてたかって言われたら違ったんだよねぇ💦 おそらく「人間てって」とか数曲なら印象に残ったと思うのけれど、ミュージカルは歌が入ってたらいいってものじゃないじゃない、感情の発露で歌になるわけで、
究極、歌詞はいらない、メロディーが感情を伝えてこなきゃと思うわけで、ジキルとハイドの「時が来た」やエリザなんてその最たるものだと思うのだわ。
まぁ輸入物には訳詞の難しさがどうしてもあるからなぁ。