友人に譲ってもらって千秋楽観劇。
ロンドン25周年版なんて、WOWOWで録画したはいいけれど、あまりの胸糞悪さにさっさと消してしまった作品。今回もどうしようかなと思いつつ、番宣で歌番組に出た3人のキムをどうしても観たくなってしまって、それでもまぁ1回ずつでいいか、どうせなら伊礼さんのエンジニアも観たいかなぁと、でもサイゴンだしなぁと思っていたのに、気づくとはまってしまって、浜松も遠征しちゃいますよ
さて、千秋楽は代役などもありこのキャストでした。
カーテンコールで市村さんがスウィングキャストら袖に控えてたキャストを皆呼び込んでくれたの嬉しかったなぁ
ということで、観た直後の感想はこちら
って千秋楽こんな感想で終わっていいのか😅

キャストによって全く違う世界が見えて興味深かった!それぞれの描かれていない過去や未来を友人たちと妄想したりしてすっかりハマってしまった
キムもクリスもエレンもトゥイもジョンもジジもエンジニアもドリームランドの女性たちもGIたちも、戦争に翻弄されながら必死に生きてるからか、
ではその戦争を始めた奴はどこにいるのか、何をしていたのか…
いや、やはり小野田クリスと仙名エレン、屋比久キムが衝撃的だったな
まさかここまでクリスの物語として立ち上がってくるとは思ってなかったし、エレンは好きになれなかったのにまさかの仙名エレンに救われたし、屋比久キムだとラストにタムの進む未来に光を感じたんだよね
伊礼エンジニアを1回、あとは市村エンジニアだったけれど、市村エンジニアのタムの扱いが荒っぽくて嫌いです。客席から笑いが起きるけれど、物扱いしているように見えて不快でした
ラストシーン、息を引き取った昆ちゃんキムの腕を何度も自分の首にかける小野田クリスにボロボロ泣いて、タムへ向けるエレンの愛に溢れた微笑みに号泣して、大丈夫この二人に守られてタムは幸せになれるよと
あ~~でも、昆ちゃんキムはひたすらかなしい。子供に子供をうませちゃダメなんだよ。そんな社会は絶対間違っている!!!
上野ジョンがタムに向ける純粋に愛おしく思う眼差しが優しくて、彼はサイゴン陥落の時に無理やりクリスを連れ帰ったことに痛みを抱え続けてる不器用さが優しくて。ちょいどんくさそうな感じも好き。
仙名エレンはキムと向き合ってからがほんとうに素晴らしい、自分が身を引けば皆幸せになれると覚悟は決めても、クリスに怒りをぶつけてしまう、そこで触れたクリスの深い傷に気づき彼を寄り添っていこうと決めていく心情の移り変わりの美しさ、慈愛。弱さと脆さも持ってるからこその優しさと強さが彼女にはあるんだろうなぁ。