光夫バルジャン三回目で、3ジャベールとの組み合わせ制覇、川口ジャベールも3バルジャンとの組み合わせ制覇

後半戦になって指揮も若林さん、アンサンブルさんの後半組。
しかし、博多座いい劇場。2階B席(他の劇場だとA席相当)の上手端がわの最前列で前は手すりだったのだけれど、手摺の位置が舞台とオケボックスの間にぴったり。音響は最高だし、ステージは近いし、見切れは無いし、やっぱり博多座好き。
 
吉原バルジャンはガレー船で仮釈放を告げられる時から暴れて、皆で力づくで押さえつけないと危ないぞという雰囲気で怖い怖い。それに負けじと正面から対峙する川口ジャベール強いな。一番燭台にこだわるバルジャン。
二宮ファンテーヌの持つ、気取りまくってさって女工仲間に嫌われちゃうのも致し方なしって雰囲気が好き。夢破れてが母ではなく「若い娘」で恋を語るのも好きなんだわ。
病院ではコゼットしか見えてない。バルジャン見えてるけど見えてない。彼女は相手がだれであってもコゼットを託してしまう危うさも見えて、うん、二宮ファンテ好き。
対決で、光夫バルジャンに正面から向かっていく川口ジャベールがバルジャンにやられてボロボロになって髪もぼさぼさになって、可哀そうなくらい。力が違い過ぎるから真っ向勝負じゃ負けちゃうってわからないのかなぁと思ってしまって、いやそれ違うよね💦
 
光夫バルジャンの24653は絶品だけど、焼き印を見せつける相手がジャベールだけでなくて、観客にもたっぷり見せつけて走り去って行って、ちょっとおーっ!
 
お久しぶりの六角テナ、えーと、10日前は長沼先生で、古田新太と二人で生尻出してサウナで歌い踊っててえーと、テナは脱がないのね、眼鏡もないのね、生尻出さないけれど、モリクミマダムに尻にひかれてるのね。なんだろ、可愛いラブ。下水道でマリウスを死体だと思い込むテナを観て脳内に「とどめはちゃんとさしなさい、人はなかなか死なないものよ」と長沼先生が歌ってて、お願いだから、レミゼに混ざらないでよ衛生!!!!
5月の幻の六角テナも観てるのだけれど、明らかに歌が上手くなっていてびっくり。しかしだみ声のまま歌い切れるって六角さんやっぱり凄いわね。
もう、テナ夫妻最強でしたよ。みんなが主役のレミゼだけど、私にとってマチネの主役はテナ夫妻だったかも爆  笑爆  笑
 
お久しぶりの丹宗グランテール。たんたんさんのグランテール大好きなので、学生たちが出てくるとグラン目線になっちゃった。木内アンジョ&竹内マリウスだったので、なんだかみんなのおかんのように見える瞬間とかあったの。でも彼だけは革命にはやる危うさを無意識で認識し、その先の悲劇を予感しているのだろうけれど、アンジョたちを裏切れないし、それを止める術も持たないから酒を飲み現実逃避しているように見えるんだよね。
BHHでコテンと寝ちゃったガブローシュに躊躇いつつ手を添えるグランテールと全幅の信頼を寄せて寝てるガブローシュが神々しかった。
 
安定のふうかちゃんエポニーヌ。恵みの雨はマリウスを愛し抜いて幸せそうなので、そう、たった16年だけど生き抜いた人生なのよえーん。また小松ガブがふうかエポの動きに反応して近寄ろうとするから、胸が詰まってしまって。
 
木内アンジョはカリスマはないけれど、皆に愛されてるアンジョ
竹内マリウスも久しぶりだったけれど、特に一幕は上手くなったなぁという感じ。歌はとても上手い。二幕は次回に期待だな。
 
・・・吉原バルジャンのファンテやコゼットの触り方が嫌なんだよね。安易に触るなって気になっちゃうんだよね💦