5月1日から始まる予定だった真打披露興行が40日遅れで6月11日に開幕。
今回は4人の新真打が誕生。
 
ということで、応援している笑福亭羽光師匠の初主任の日、会社休んで朝から入場整理券を入手して気合入れて行ってきました。(とはいっても、札止めにはなってないので、整理券なしでも入れましたけどね)
 
開口一番は伸ぴさんの”寿限無”から。顔芸がおかしいw
昇也さんの”ん廻し”披露目にちなんで手堅くね。
できたくんの発泡スチロール切り抜きはハッポー芸というのね。知らなかったわ(笑)
 
独演会は大人気で最近はなかなか高座を観られてなかった伯山先生は、前座時代羽光さんと二人太鼓が下手だったというマクラからの”鼓ヶ滝”。改めて一夜の宿の老夫婦と孫娘の直しを素直に受け入れた”西行”の歌に対する真摯さ、滝の音に包まれての深い推敲を一夜の夢として体験したのだろうと思うけれど、西行までの域に達するには、自分を俯瞰できる冷静さもまた必要なのかもなぁ。しかし、伯山先生のおばあさんと子どもが好きすぎる爆  笑
 
南玉先生の独楽回し、さりげなくされてるけど、凄すぎるわ。廻り続けることで自立する独楽、止まったら横になる。人も同じかもなぁなんて思ってしまった。
 
新真打の昇吉師匠、ずっとご縁が無かったので初めて聞いたかもびっくり
 
笑遊師匠がそりゃまぁ嬉しそうに楽しそうに”無精床”。もう嬉しそうな笑遊師匠を見てるだけで嬉しくワクワクしちゃうわねぇ。
 
口上は笑遊師匠が司会、鶴光師匠と演舞場出演中で来られない昇太師匠に変わり好楽師匠。にこにこなごなごの口上。昇々さん、昇吉さんへの師匠の昇太師匠の言葉が無いのはちょっと寂しいけれど。
 
昇々師匠の”お面接”!!!怒涛の攻めのお面接爆  笑爆  笑
小笑師匠は”町内の若い衆”。おかみさんのド迫力よww
 
鶴光師匠は袈裟御前、先日浅草で聴いたばかり。
 
初トリの羽光師匠は”私小説落語 思い出のプリクラ編”。
登場した時に客席がふわっと待ってましたという雰囲気に。気合入れての待ってましたではなく、ふわっとする感じが羽光さんらしいかな。勘違い恋愛の青春の一ページ。朱色の着物が映えてました。そしてその青春の一コマをまだ忘れていないというエピソードに近くで聴いてらした女性が思わず声を出されたのが印象的(笑)。その粘着性の気持ち悪さも含めて、羽光師匠の魅力よね💕
挫折した末の入門、前座修行からの日々を振り返り、青春とは若い時の一時のものではなく、いくつになっても青春はあるという言葉がそのままふわっと心に優しく届くのも羽光さんならではだなぁ。