25日に無事本初日も迎えたレミゼ、この日の配役はこちら。
24日と違うのは、二宮ファンテーヌと屋比久エポニーヌ、
始めましての竹内マリウスと加藤コゼット

S席も何回か取れたのだけれど、端の方とは言え最前列!!!あとはS席とは言え後ろばかりなので、万全の状態で臨みましたわ。
で、幕間の興奮つぶやきがこれ↓
グランテール!!なんだろ学生たちのシーン、グランテールに持っていかれた!! 屋比久ちゃんのエポニーヌ!!!!
前に遮るものが何もないので、全ての人々の表情まで見えるのだけれど、丹宗グランテールの瞳の中の優しさと不安と揺らぎと友情とどこか抱えてる絶望と希望が見えたようで、ちょっとたまらなかった。学生たちに交じり興奮しているガブローシュを引き戻すその手にぞわっとした。学生たちの中で確かに目立つ役ではあるけれど、こんな風にグランテールを見たことはなかったので、心がざわざわしちゃった。
だって、最前列でシュガーバルジャンを観てるんですよ!!!それなのに、幕間のつぶやきこれですよ。振り返っても衝撃が強かったんだろうなぁ。あのABCカフェに集った学生たちの「六月騒動」についてもっと深く調べてみよう。
屋比久エポニーヌの恵みの雨、あーもう絶対にマリウスの心には届かないとわかっていてるけれど、自分の愛を貫いた幸せをみせてくれた気がして涙腺崩壊でした。 いや、もう全てが素晴らしい!
加藤コゼット、マリウスと恋に落ちてどこかバカップルのような浮かれっぷりから、エポニーヌを認識して、砦からマリウスが戻って、マリウスをおいてちゃんと大人になるのが好き。 そしてシュガーバルジャンじゃなくても溺愛しちゃう可愛さ!!
回数を重ねる毎に自由に呼吸をしているような樹里マダムテナと六角テナよ!結婚式のシーンでは手拍子しちゃうよね~~。樹里マダムの尻に敷かれている六角テナは「人気者」ということに疑いを持たない存在なのよ。やってることは無茶苦茶なのに生きる真実があるというか、見えている人なのね。ふっと垣間見せる凄みも、詰めの甘さがあるところも、もう好き。
鳳蘭の恐いマダムテナが好きなので、2年前の朴マダムテナとか大好きなんだけど、樹里ちゃんのマダムテナは恐さの中のコミカルさが絶妙でいいわぁ。六角さんとのバランスも好き。
二宮ファンテーヌ、工場で”気取りまくってさ”っと爪はじきにされるのもさもありなんという感じ。またここでの樹里ちゃんの表情がいいんだわ。聖人でも可哀そうなだけな女じゃない生身のファンテーヌいい。だからこそ、昇天のシーンでバルジャンを迎えに来た時も母親なの、コゼットの母というより「母親」だったの。好き。
仮釈放されたシュガーバルジャンが森を歩き緑の匂いをかぎ清水で渇きを癒し、緩んだ表情が、人々に受け入れられず荒んだ目に戻る、そんな手負い獣のようなバルジャンが、銀食器を盗み司教に庇われたとき、捨てれた仔犬のように幼く小さくなる…。
ラストシーン、コーラスの中からシュガーバルジャン声が立ち上がってくるの鳥肌ものだわ
包み込んで満たしていくシュガーさんの声。
終幕コゼットをマリウスに託した後のシュガーバルジャンの姿に次の世代へ命の受け渡しをしたような感覚を覚えた。植物が種を残し冬に枯れて春になると新たな芽吹きがあるように、そんな命が紡がれていくような。 民衆の歌で皆が出てきた時に、黄金の麦畑が広がった気がして美しかった。
シュガーバルジャンと伊礼ジャベールは開幕したてでこれで、一体どこまで行くんだろうな。
22日から再開したシャンテはレミゼパネル展やってました。カフェレストランのコラボ企画は6月2日からとのこと。