望海風斗さんの本当に幸せ溢れる千秋楽をライブビュー見届けたら、ふと天海祐希さんのサヨナラショーを思い出したので。
ちなみに旧東京宝塚劇場の三階D席、なんと1100円でした
もう明日が千秋楽。
ミーマイはさすがに名作ではあるし、みな流石に乗っていたが、疲れていたせいもあるのかとても眠くなってしまった。天海のビル、そんなにビルをやれるのが嬉しいなら仕方ないね。というくらいに楽しそうにビルをやっている。この人らしいと思うべきか。
サリーの麻乃、とっても上手いのに大人しく見えてしまって悲しい。サリーの下品だけど奔放な明るさがいまいち感じられず残念。ただ後半ビルへの想いに身をひくところ、二幕初めの歌は涙が出るくらい良かった。サリーの純粋さ健気さに泣けてしまう、こっちまで辛くなった。
ジャッキー真琴、う~~んどうした。存在感がいまいちダンスも娘役を意識してか手足が伸びず美しくない。
ジェラルド姿月、歌は聞かせてくれたがあの滑る台詞はなんとかならないのか。もう噛みっぱなし、とっても可愛いい愛すべき人物にはなっていたけどね。
パーチェスターの汐風は上手いし頑張ってるし、彼女だけがきっちり笑わせてくれたが(新人公演の)嘉月の好演とするとね・・・と思ってしまった。
久世のジョン卿は確かにいいのかもしれないがねぇ。どうしても虫が好かない。
ゆらさんのブラウン夫人が最高だった。大劇場のパワフルさを少し抑えて、ビルとサリーを大好きで、でもお金に弱いどこにでもいそうな下町のおばちゃんですごくかわいい人。ダンスも魅せてくれたし。
那津乃咲のチーフメイドの細やかな役作り、若くてチーフになった有能な人という感じでそれでいて人間味があり、ビルに乗せられてしまう素直な人だった。
邦のマリアは恐さは和らいだが・・・。
ダンスシーンで、特に幻想のシーン、瑠菜まりが目が目に付く。水月、祐輝が格好いい。樹里もボップのところとか可愛い。苑みかげ、ちょっと丸過ぎる、かわいいけどあれでは。
ラスト、マリアがビルに”あなたは本当にヘアフォードの人間ですよ””わかっています”のところに天海のサヨナラが重なり、涙が出てしまった。胸にジーンときた。
サヨナラショー、麻乃がPUCK、グランドホテルの中からそれぞれ歌い、なんてうまくなったのかと改めて感じだ。天海がチャゲアスの曲を歌ってえ~~と思ったが、次に扉のこちら、ハードボイルドエッグ(麻乃と)の主題歌を歌うのを聴いて、この人もうまくなったと思った。水月が同期の山吹と踊りやっぱり惜しい。で一人残った天海がBoomの風になりたいを歌うと、皆が順に登場。ただ、真琴がドレス姿なのでいなかった、麻乃も出ていなかった。そうしてフィナーレの並びになり2度目のアンコールで麻乃、天海、水月が三人残って幕。
サヨナラショーの前の邦なつきの挨拶には何も感じなかったが、麻乃のメッセージには泣けた。天海は彼女らしくて、やっぱり最後まで彼女らしくつっぱっていくんだねとそれなりに感動。