関西に暮らす大学時代からの親友と電話で久しぶりに話す。彼女には高校生と中学生の息子さんがいて、その縁でもう長いこと地域のボーイスカウトに関わっている。

そもそもは轟さんの退団がショックすぎて電話したのだけど、お互い色々な話をするうちに、この生理の貧困の話になった。

彼女は二度、見ず知らずの女の子が困ってるところに行き逢わせたと…。一人目はとあるキャンプ場で初潮を迎えたにもかかわらず、祖母からまだ早いと言われてナプキンを買って貰えず、これまでは学校の保健室で助けて貰ってたけど、夏休みに入ってしまい、キャンプ場でどうすればいいのかわからず泣いていたと…、たまたま気がついた女性が友人に持ち合わせないですかと声をかけてきて、手持ちを全部上げたらその女性にとても感謝されて、でも彼女も見ず知らずの女の子が泣いてるので堪らず声をかけて事情を聞いただけの方だったと。

もう一度はPTAの用事で小学校に行く途中に、急に始まって途方にくれてた女の子、顔見知りの保健室の先生に託して後から話をきいたら、服を汚してしまう子に着替えを用意してるけれど、なかなかも足りなくて体操着で過ごさざるを得ない子も多いとのこと、友人は息子がお世話になったお礼にかこつけて、男女兼用で使えるデニム生地のズボンをいくつか差し入れしたと。

この「貧困」は決して金銭面だけの貧困ではないこと、周囲の無理解もまたそうなのだと、電話口で二人でため息をつき、まずはいつ何時困ってる子に出会うがわからないから、いつも予備を持ち歩こう!ということで同意しあった。

私には子どもがいないので、その分誰かの子どもたちになにか少しでも出来ることがあるなら嬉しいな