Twitterで虚無舞台の話題が流れてきて、友人たちと自分が虚無を感じた思い出(笑)の舞台を語ってみたら、そりゃあまぁばらばら。しかも私はそれではまりました!なんてのが誰かの思い出の虚無舞台だったり(笑)。
結局のところ観る側の自分自身のタイミングもあるんだよねぇ。やっぱり人それぞれで、多分より多くの人に深く届くか広くて浅く届くか、特定の人々にぐっさり刺さるかの違いはあるにせよ、何に感動するとか虚無を感じるかなんて、ほっといてくれってことですわねニヤリ

ということで、折角記憶の中で思い出の舞台巡りをしたので、自分にとって衝撃を覚えて忘れられない舞台を書き出しておこうかと。好きなものをあげるとキリがないので、観劇時の衝撃が忘れられないものを中心に。

★ハンスの物語
小学2年生か3年生の時、小学校の体育館で観たので作品名も演じてくれた方々も覚えていないけれど、ステージを使うのではなく、子供と親が丸く囲んだ中が舞台で、穴の空いたバケツを巡ってハンスがなんだかんだと活躍?する物語。井戸から水を汲んでも汲んでも水は溜まらず困っちゃうハンスが穴をふさごうとしたり(笑)。
帽子をかぶったハンスが物語の世界に連れていってくれて、夢中で観たことを忘れられません。

★走れメロス
小学5年生か6年生の頃。鹿児島文化センターの最前列下手で観劇。物語はよく知っていたので物語よりも、同じところで走り続けられるメロスにほぉっ!って感激して、終演後ロビーに出たら出演者の皆さんがご挨拶に並んでいて、メロスの舞台化粧にビックリして怖くなった。ある意味忘れられない舞台。

★忠臣蔵 宝塚雪組 1992 宝塚大劇場
初宝塚!!運命の出逢いでしたラブ

★メアリー・スチュワート 1993 近鉄小劇場
白石加代子と麻実れいの二人芝居。今はなき近鉄小劇場で。息をするのも忘れて二人の圧に息苦しくなった。

★二人だけの戦場 宝塚雪組 1994 宝塚バウホール
花總まりとの本当の出逢い。今でも全編脳内再生出来ますニヤリ

★王女メディア 平幹二朗 1995 近鉄劇場
前年に嵐徳三郎版も観て、近松心中物語、マクベス、テンペスト等と蜷川幸雄作品を色々観ていた頃。近鉄劇場の丁度真中辺りのセンターブロックで、舞台の高さと目線が合う席、右隣には蜷川ファンの母親が座っていた。思えば初めからメディアに同化してしまっていたのだと思う、夫に裏切られ憎しみで苦しむメディアの前に剣がある...思わずその剣を手に取り、貸して!私があの男を殺してあげる!!と叫びだしそうになったあの衝動は後にも先にも無い。

★エリザベート 宝塚雪組 1996 宝塚大劇場
ある意味原点。

★外郎売 1998 南座
12代市川團十郎との出逢い。

★助六 2000 新橋演舞場
当時の市川新之助の初助六。なんと言っても雀右衛門の揚巻の美しさと粋ラブ。この頃の新之助は好き。

★オペラ座の怪人 2005 BW、2006 WE
ニューヨークとロンドンで観てすっかり虜に💕。

★蛮幽鬼 2009 新橋演舞場
初新感線です。好きすぎてゲキシネでも観て、帰省したときに両親とゲキシネに行ったら母親が一言、あれ?これ前も観た!そう好きすぎて両親を二度もゲキシネに連れていったという(笑)

★ザ キャラクター 2010 東京芸術劇場
オウム事件が身近すぎてひたすら怖くて怖くてトラウマレベルで怖かった。思えばあの弟は成河なんだよな。

★エリザベート 東宝 2015 帝国劇場
観劇熱を呼び覚まされて今日に至る...爆笑

★スリルミー 2018 東京芸術劇場シアターウエスト
はい。沼にズブズブです。成河私&福士彼のせいです。