昨年落語友達に誘われて観た「隣の芝生に。」が好きだったので、今回も連れていって貰ったら驚愕の最前列。吉祥寺シアターで始まる前からテンションが(笑)。

20年前の大噴火で多くの犠牲を出した小さな島に暮らす二つの家族の物語。ある日突然日常と家族を喪った人々が寄り添って暮らしている...。


土田さんの紡ぎだす言葉が押し付けがましくなくて温かくて切なくて可笑しくて、つい油断をしてハンカチを手に持たずに観てたので、もう恥ずかしいほどに涙がぼろぼろ溢れて...でもなんだかとっても柔らかくなれた気がして優しくてなれる気がして、赤ちゃんや子どもたちを見て思わず微笑んでしまうそんな優しい気持ちを思い出させてくれる。
余白がある脚本は観客を信じて何を思い何を感じるか預けてくれるよねと終演後友人が言ってたのですがまさにそのとおりですね。今この年齢で観るのと、若い頃に観たら全然違う感想を持つのかも知れないけれど、それも素敵なこと。

劇団30周年の今年、30歳前後の若いメンバーが4人増えて9人になったとのことで、古くからのファンの友人は思うところがあるみたいですが、まだ2回目の新参者としては、未来が明るくなったって感じです。

そして...去年から薄々感じてましたが金替さんのちょっとはにかんだほわっとした笑顔にキュンキュンラブラブです。ヤバいわ!ツボ過ぎるわ!!危険だわ(笑)(笑)

アフタートークは劇団の30年というテーマで、今回は初めの10年間。1989年から1999年って私が京都にいた5年間がすっぽり入っているのだが、出逢うタイミングが、当時ではなく、今だったんだなぁ。