●手術室
12時ごろ、看護師さんの先導でリカバリールームから廊下を挟んですぐの手術室へ。
手術室に入ると、もう1人看護師さんが。
ご挨拶をしてお二人がテキパキと私の体にいろいろつけて準備をしてくれました。
お二人ともニコニコ優しい

ガウンを脱いで紙ショーツで手術台に。
手術台があったかかった

おもわず「あったかい!」と喜んだら、看護師さん達、にっこり。
そして台が少しふんわりしてたような?
ふんわりベッドと手術が3~4時間と短めだったことも併せてなのか、術後の腰や背中の激痛が皆無でした!何気にこれはものすごい大きい!
乳癌の全摘と同時再建の時は、傷口や患部だけではなく背中や腰が痛くて痛くて
眠いのに睡眠導入剤使っても寝れなかったので~
看護師さんは私の腕を少し見て点滴のルートが取れないと即判断。
ドクターが呼ばれてきました。
はじめましての女性ドクター。
ドクターも温タオルつかったり、「ごめんなさいね。」と何回もあやまりながら奮闘してくれました。
飲水制限で軽く脱水だったようで点滴が入らず一回差し替え。
結局手首の骨のあたりに刺しました。動かすと痛いし漏れやすい場所だけど、手術が終わればすぐ抜くから大丈夫。掌よりも痛くないかな。
時計を見ると20分かかっていました

いろんな病院で採血や点滴が難しく、毎度毎度申し訳ないです

健康診断で水分制限するだけで、軽度の脱水になる体質なので、飲水制限緩めてほしい〜。
そして準備の段階でふくらはぎにつけた血圧計の方が痛くて、足つぼマッサージ的な痛さで笑ってしまいました。
痛がってたら麻酔してからにしますとやめてくれたので良かったです

点滴ルート確保の様子を見てたらプレッシャーになるかなと思って、上を見て目を閉じていると、ボランティアなどで関わっていた難病の子どもたちのことを思い出しました。
あの子たちもよく点滴入らなくて刺し直し刺し直しだったな、こんな感じだったのかな、怖かったろうな、なんて切なくなりました

医療ケアを受けるときは、やっぱり子どもたちのことを思い出します。こんな思いをしたのか、こんな思いを沢山したんだ、それでもみんないつも私には優しかったな、私は十分優しくできたかな、その子のためになることできたかな、甘えさせてあげられたかな、といろんな思いがいつも浮かびます。
12:30麻酔開始、痛くなりますよと言われ「あー、はい。」と前回の痛みを思い出していたら、今回は痛みに気づくこともなく瞬殺で眠りました

手術終了後、何度か声をかけられて目覚めた時はガタガタ震えました。
麻酔から覚めるときって激寒ですよね~

途中隣のリカバリールームに、看護師さんに支えられつつ点滴に掴まりつつ自分で歩いて移動。
この辺りが美容外科の厳しいところですね!
なんとかなりました

ちなみに手術台は頭部が電動で起き上がるタイプでした

脚に包帯、圧迫タイツ、紙ショーツ、ガウンを着せてもらっていました。
かなり眠っていたようで19時ごろ、おトイレに行きたくてようやく目が開きました。
枕元には優しい表情の看護師さん

リカバリールームのベッドも、あったかい電気マットかなにかが敷いてあるみたいで、毛布はふわふわでした

その間、ドクターは二回来てくれたのが記憶にあります。
「なかなか起きない?点滴何本目?」みたいな感じで看護師さんと話し合ってるのが聞こえました。
点滴に掴まりながらよろよろと手術室内のおトイレへ行き、またリカバリールームに。
紙コップ一杯の白湯を飲んだら少し気持ち悪くなり、それを伝えるとすぐ吐き気どめを点滴のルートからいれてくれて気分スッキリ

帰る準備ということで自分でなんとか着替えて、高校生の長男を部屋に入れてもらい、そのタイミングで取り出したティッシュエキスパンダーと生理食塩水を見せてもらいました。
O先生登場。(タイミングは記憶が曖昧です
)

私の胸には脂肪がどうしても入らないところが二ヶ所あり、その部分の膠着を針を刺しまくって剥がした(リゴトミー)のでその跡が今はあるけど気にしないで、明日上に貼ってあるテープを剥がしてとのこと。
リゴトミーをしたのは胸の下側の凹みがあった部分と、癌に近くて皮膚を切り取って引っ張って縫い合わせて厚さ2ミリになってしまったところ。
細かい穴を開けて柔らかくする、というのは海苔でもジャーキーのような干し肉でも生肉でもお料理でよくやる手法なので納得。
それで生着してくれるといいな。がんばれ、私の身体ー!
吸引量は800cc。そのうち400㏄くらいが使えそうな脂肪だったそう。
胸には200ccまでしか入らなかったとのこと。
(この「ここまでしか入らない」というのはU先生いわく、注入している最中に感覚でわかるそう。)
入れすぎても生着しないばかりか、しこりを形成するので無理はできないんですよね

85ccを1ヶ月無料で保存してくれると言われて、びっくり&感謝!
冷凍保存の同意書にサインしました。
帰宅してから気付いたのですが、お薬の袋の中にO先生からのメッセージカードが入っていました
