③横浜の大学病院 S先生
気づけば同時再建の手術が痛すぎてトラウマになっていたようで、次の再建手術のことを考えるだけで胸がドキドキするようになってきていました。
そんな中、ようやく8か月待ちのS先生の初診が!
なんとなく「怖い先生だったらどうしよう~。」なんて不安も持ちつつ(笑)。
S先生、全然怖くなくひょうひょうとした方でした。
予約のお電話で病院の方から「かなりお待たせしてしまうかもしれないので、その日は何も予定を入れずにお越しください。」とのことでした。
2~3時間待ち位だったような?
やや古めの病院であまりテンションが上がらず、待ち時間には売店の場所などチェックして、おやつを食べながら「家族や友達から遠く離れてひとりで入院するの、さみしくてやだなぁ」なんて思っていました。(と言っても隣の県
)
先に他のドクター2名による問診が続き、その後S先生登場。
身体をチェックして、お尻の筋肉を使用した再建を希望する私に
S先生「お金持ってる?」
私「・・・どうでしょう?」
S先生「お金あるなら、脂肪注入がいいよ。」
私(考えてなかった・・・!)
大きな傷跡が残るのが気になるのと、背筋と腹筋は大事な気がして、スタンダードなこの2つを使った再建は考えていませんでした。
S先生は日本で唯一?お尻や太ももの辺りから、傷も小さめで自家組織を移植できる先生ということで期待していました。
お尻や腰の筋肉を使って再建した場合の症例写真も見せていただき、傷跡がかなり目立たないので、魅力を感じました保険適用だし。
でもS先生は強引にではありませんが、脂肪注入がおすすめというスタンス。
予想外の展開に迷った私は、S先生のいないときに女性医師に「先生ならどうしますか?」と質問。「お金があれば脂肪注入です。」とのお答え。
そこでS先生に「すみません、もしも脂肪注入でしたら、自由診療なのでしたら、美容外科も含めて検討してみたいのですが・・・。」と申し出ました。
S先生は「いいよ。でも乳がんのことをよくわかっている医師がいいよ。」といって、3つの美容外科と4名の医師を教えてくださいました。
また、自家皮弁(筋肉の移植)をしたいなら1年以上待ちがあること、
私は妊娠中「抗リン脂質抗体症候群」と診断されたのですが、もしそうなら
自家皮弁は組織が壊死してしまう可能性があるのでできない。
いったん血液検査をしてくるように、と言われました。
(結果、抗リン脂質抗体症候群ではありませんでした)
こちらの病院は、脂肪注入でも1泊2日~2泊3日程度の入院になるとのことでした。
回数は2回か3回、元のサイズ(65E)には戻せないとのこと。
費用は1回目が80万、2回目以降が60万円でした。
健側にも注入したいならそちらは30万円。
私の場合抜去は2回目に行うとのことでした。
2回で左右同じ感じにできるかどうかというところだけど、生着率は人によって違うのでやってみないとわからないとのことでした。
余談ですが、診察中にS先生から「明るいな〜!」と言われました
これ、よくいろんな方から言われるのですが
初めてお会いして少し話しただけで、たくさんの患者さんを見てるドクターから言われるくらいなのねって、嬉し恥ずかしでした
またまた長くなってしまいましたので、
続きは次の記事で