再建や脂肪吸引をするとき、まず悩むのが「どの病院で行うか」「どの医師に担当してもらうか」ではないでしょうか。
癌の摘出に比べたら、再建はそんなに急がなければいけないことでもないですし、
癌の治療もですが、再建って「自分が納得できている」ということが何より重要だと思ったので、焦らずしっかり病院と医師を探そうと思い、5軒の病院をめぐりました。
それぞれの病院のレビューを書いていきますね。
※あくまでも私一個人の感想で、2018~2020年当時の情報です。
メモを取りながら受診しましたが、記憶違いなどがある可能性も否定できません。
検討なさる時は、ぜひご自分でもHPを調べたり受診なさったりしてくださいね
➀都内の大学病院 U先生
初めは癌の摘出をした大学病院の形成外科のU先生にそのままお願いするつもりだったんです。
そもそも全摘も温存もいや!どうすればって思っていたので、U先生とは何度も何時間も話し合い、先生の技術や情熱、患者の身になって考えてくださる姿勢を信頼していたので
ティッシュエキスパンダーも、お見せした皆さんが驚くほどきれいに入れてくださいました。(「手術当日になってやっぱりやめたいって言っていいですよ!」とまでおっしゃってくださっていました)
U先生は「皆さんにハンギョドンさんの胸を見てもらって希望を持ってもらいたいんです!癌になっても、胸を全摘しても、またこんなにキレイになれるんだって。」、「ハンギョドンさんは私の自信作です!」とおっしゃってくださって、そんな熱い思いで関わってくださってたんだなぁと感激しました。
そこで、当時U先生が私に一番おすすめだという「インプラント+脂肪注入」で再建しようと予定していました。1回の手術で、大きさと柔らかさ、温かさが手に入るという方法です
ところがホルモン剤の副作用で、健側の左胸がどんどん小さくなっていき、その小さくなるペースが先生の予測を超えていたらしく、このままでは左右アンバランスで、シリコンの形が皮膚の上から見えるような不自然な仕上がりになってしまいそう、ハンギョドンさんは絶対その仕上がりに満足しない、と言われてしまい
それでも私は「多少左右差があっても大丈夫です!」と答えたのですが
U先生「私には見えるんです。ハンギョドンさんが『こんなはずじゃなかった』っていう姿が!・・・とにかく、一度横浜の病院に行ってみたほうがいいです。」と、自家組織での再建で有名なS先生に紹介状を書いてくださいました。
しょうがなくそちらの病院の予約を取ることに・・・。
②横浜の美容外科 T先生
U先生に紹介されたS先生は、初診8か月待ち。
その間にこちらの乳房再建サイトで
CALを用いた脂肪注入による再建というものを知り、横浜のクリニックへ。
生まれて初めての美容外科にドッキドキでしたが、電話対応や受付の方がとっても感じよく優しくてホッとしました。
T先生はエコーで私の胸を診たり写真撮影をしたりして、皮膚がかなり薄い部分があり脂肪がうまく入らないかもしれないこと、
吸引する脂肪が足りないのであと2キロは体重を増やしてほしいこと、
最低3回は手術が必要だが、それでも元のサイズ(65E)には戻せないことを説明されました。
私「もっと太れます!」
T先生「どれだけ太っても、ハンギョドンさんは小柄なのでそもそも持っている脂肪細胞の数が少ないんです。」
私(・・・そうなの!?)
※このころはBMI18程度でした。どのドクターも「BMI19あればかき集めてみせる」との弁。
その後、私はBMI19をなんなく通り越し、BMI20まで増量に成功したのでした
そして、こちらの病院では毎回手術の度に、エキスパンダーを抜去して洗浄してまた胸に戻すことも説明されました。
エキスパンダーの中のお水を少しずつ抜いていき、脂肪を毎回足していき、最後の手術でエキスパンダーを抜去するということでした。
そしてそして、美容外科は入院施設がない!!ということをこの時初めて知り、めちゃくちゃ衝撃を受けたのでした
「えっ、全身麻酔の手術の後、自宅に帰るの?」ってカルチャーショック。
同時再建手術で地獄を見た私は、びびりまくったのでした(笑)
クリニック内はとってもきれいで、ホテルのようで、「これが美容外科か~」と、こちらもカルチャーショックでした(笑)。
3回手術をすればモニター価格でも200万越え。
でも元のサイズには戻せない、3回も手術するの怖い、入院できないのめちゃくちゃ怖い・・・となり、脂肪での再建は厳しいのかなとテンションがさがりました。
症例写真を見ても、テンションは上がらず
乳癌の主治医にも「脂肪だけで再建するっていうのは、夢のような話だから・・・。」と言われ、いったん諦めモードに。
長くなったので今日はこのあたりで・・・。
残り3軒は次のブログで