
少しずつ新ドラマも始まってきましたね
全ドラマが出揃ったらまた記事を書きますが、そのレポートをする前に感想を話しておかないと気が済まないものが!
一週間前のことになりますが、二夜連続ドラマ『教場』が放送されました。
ちょっと今更感はありますがあまりネタバレしない程度に感想を書いてみたいと思います。
ずいぶん前から木村拓哉さんがいろいろなものに出演しては番宣をしていたり、古いドラマが再放送されたりで、フジテレビのチカラの入りようを感じていました
再放送していた『空から降る一億の星』は好きだったドラマ
木村拓哉さん若くてスゴくカッコよかった
こんなカッコよかったっけ
とはいえ、『教場』はまたいつものキムタク節かな…とは思いながら見てみたら、いやいやとても面白くていいドラマでした!
木村拓哉さんも、キムタク感を抑えて今までとは違った重厚な雰囲気を醸し出していました
カッコイイだけじゃない、こういう役をこれからは増やしほしい!
「何をやってもキムタク」じゃなかったー
『グランメゾン東京』もそうでしたが、木村拓哉さんだけに頼らず、いろいろな出演者の力を借りて、木村さんを一出演者にした方が面白いドラマになるのではないかな
木村さん演じる風間教官は、右目は失明してて義眼。
いつもサングラスをしているし、笑顔もなく必要な事以外しゃべらない。
だからキムタクっぽさが少ないのもよかったかな
あの見た目や話し方があると、本人がどんなに努力しても、コッチが勝手にキムタクを重ねてしまうから。(って、キムタク本人なんですが…)
教場とは警察学校のこと。
警察学校…と言って思い浮かぶのは、2011年に佐藤浩市さん主演、三浦春馬さんや~池松壮亮さんが出演されていた『陽はまた昇る』です。
てっきり同じ原作かと思ったら、全く違う作品なのですね
どうしてもその時教官役を演じていた佐藤浩市さんが頭から離れなくて、今回の『教場』を見ていても最初のうちは木村拓哉さんに佐藤浩市さんをつい重ねながら見てしまってました
でも、二夜目はそれを忘れさせてくれるくらい、キムタクらしい風間教官で大迫力でした
全体として、5つの事件+ラストで物語が構成されています。
生徒の中の主役は工藤阿須加さんで、優しくてピュアな中にも芯の強さを感じる好青年が、とてもピッタリのキャスティング
それぞれの物語は
・林遣都さん
・大島優子さん、葵わかなさん
・三浦翔平さん
・井之脇海さん
・川口春奈さん、富田望生さん
がメインの物語と、
・ラストストーリー
で構成されています。
もちろん各話全部面白かったのですが、ワタシ的にはラストストーリーを除けば、前半の林遣都さんの物語と、大島優子さん・葵わかなさんの物語が面白かったかな。
(大島優子さん演じる楠本しのぶは頭が良くて聡明なはずのに、ある人を犯人だと特定する根拠があまりにも短絡的すぎましたが…)
林遣都さんは可愛いお顔をしているのですが、私はどうしてもコワイ印象が拭い去れないんです
それは、私が林さんを知ったのが、『ストロベリーナイト』だったから。
その時すんごく怖かったんですよー!
今回の教場では気弱な役なんですが、「こいつ絶対やらかすよ!」的な怖さをとってもとっても感じました
やっぱり上手いなー!
そして大島優子さんの物語では、風間教官がすっごく怖かった!
大島さんが助けて~と言っているのに助けない。
もちろんそれには大きな理由があったのですが、見ている時にはまだそれがわからなかったから、「早く助けてあげて~!!」と
でもでも、
そうは思いながらも、「これは風間教官に何か意図があるんだろうなー」と思えるんですよね。
風間教官は、まあ警察学校の教官ですから悪いヤツではないんだろうけど、
この段階では視聴者的に、何者かわからないわけですよ。
でも、この人は絶対何か理由があってこういう行動をとっている…と思わせる雰囲気。
これって木村拓哉さんだからだなーと思いました。
一見悪く見えることをしていても、この人は悪い人じゃない!
私がそう感じる俳優さんって他にもいて、
佐藤浩市さん、江口洋介さん、大沢たかおさん…などなど。
悪役をあまり演じないからなのか、いい役の印象が強いからなのか、その方の持ち味なのか。
特に江口洋介さんはそう感じます。
私の中で、『白い巨頭』の里見先生や『救命病棟24時』の進藤先生のイメージが強いのかも。
逆に、『教場』で校長役をされていた小日向文世さんをはじめ、良い役も悪い役もすごーくハマる方もいらっしゃいますよね。
どちらもすごいなー!と役者魂を感じます
教場の見せ場である、都築くん役の味方良介さんとキムタクの場面は感動しました
最初から警察が大嫌い!と言っていた都築くん。
その理由の奥底にある思いを掘り下げるキムタク。
ただ、やり方がちょっと手荒なんですよね
「もうやめてあげて!」といった感じ
でも警察官として大切な事を生徒たちに教え、みんな無事卒業できます。
警察学校とは、向いていない生徒をふるいにかける場所。
途中、事件を起こして辞めていく生徒が何人もいました。
風間教官が危機を察知して対処したからいいようなものの、そうじゃなかったら犯罪者が警察官になってしまうことになります。
それってマズくない??と思ってしまう。。
だって、ちょっとやそっとの事件じゃなくて、相当ヤバい人たちなんですもん!
見終わってみて、気になることがふたつ
ひとつめは卒業式のシーンで、風間教官が生徒たちに一言声をかけるのですが、工藤阿須加さんの所で
「死ぬなよ」と。
…え?何で?これから死んじゃう伏線?
もうひとつは、
最後の最後で、次の新入生の教室に風間教官が入っていくシーンで一瞬だけ新入生たちが映るのですが、生徒たちが豪華!
映るのは一瞬なのに!
三浦貴大さん、伊藤健太郎さん、上白石萌歌ちゃん、佐久間由衣さん。
こんなメンツを一瞬だけでは使わないでしょー
それにそれに、風間教官がどうして片目を失明したのかの謎がまだ明らかになっていない。
こりゃ、続編ありますな
っていうか、連ドラにしてほしい
二夜連続でしんどいかな…と思いましたが、結局リアルタイムでしっかり見てしまったし、見終わった後は、映画を見たような満足感がありました
キムタクがちょっと苦手だった私も、好きになっちゃった