 | 旅猫リポート (講談社文庫) Amazon |
『図書館戦争』でおなじみ、有川浩さんの作品です。
ストーリーは、
野良猫ナナを飼い始めた主人公、悟。
五年後、ある事情でナナを手離すことに。
ナナをもらってくれると名乗りを挙げた友人たちのもとへと旅をしながら悟のエピソードが語られ、徐々に秘密が明かされる・・・
といったお話。
基本的に猫のナナ視点で描かれます。
小学校時代の同級生コースケ
中学校時代の同級生ヨシミネ
高校時代の同級生スギとチカコ
そして最終章はおばのノリコ
それぞれのもとへ向かう、悟とナナの二人(？)旅。
著者の有川浩さんはきっと猫好きなんだろうなぁと思わせる文章
悟がとにかくあったかい！そしてナナも。
猫好き、動物好きにはかなりヤバイ作品です。涙腺を刺激しまくり！
私は猫より犬派ですが、動物は全般的に大好き！
そのせいもあって、物語の序盤から涙。。。
悟の思い、ナナの思いが手に取るように理解できるから、涙涙。。。
ラストは号泣でした
ひとりの時に読んで正解
電車では決して読めない本です。
涙といっても、温かい涙。胸にぐっと来ます
ラストはハッピーエンド・・・ってわけではないけど、温かい気持ちになれる物語。
ナナはすごく賢い猫。
猫はしゃべれないし、こんな風に考えちゃいないよ、なんて思う方もいるかもしれませんが、
犬猫たちは人間と同じ言葉をしゃべれないだけで、本当はこうして私たちに語りかけているのでしょう
それぞれの章で明かされる悟の過去と友人たちの関係。
そしてナナと悟の絆。
猫好き、動物好きの方にはぜひ読んでいただきたい
そしてあったかい気持ちになりたい方にもおススメ
ただし、くれぐれも電車の中や人前、出かける前には読まないように
