あれ、わたしって、

日本のこと何も分かってない?

と気が付いたのは十数年前のこと。


子育て教室に参加しているときに一緒に参加されていたママさんに、

「のろさん、

八田與一って知ってる?

と尋ねられた。


わたしが知らないと答えると

「じゃあコレあげるね。」

と数枚のプリントを手渡された。

そこには、

台湾に烏山頭ダムを造った八田與一の偉業が書き記されていた。

それを読んでわたしは感動し、

その後いろんな勉強会でこれまで自分が知らなかった日本の歴史を知った。

そして知っていくたびに思った、

「どうしてこんなにも素晴らしい日本の歴史が教科書には載ってないの?」と。


あのとき八田與一を教えてくれたママさんから

「教科書展示会にも行った方がいいよ。

わが子がどんな教科書を使うのか、

少しでも良い教科書を選びたいなら。」

とも聞いた。



その後それが気になりつつも教科書展示会に足を運ぶことはなかったのだけれど。

ちなみに教科書展示会は4年に1度、

それが今年なので、

ついに!

行った!!



推したい教科書があるからチュー


平日の図書館、

展示会にはほとんど人影はなく。

意見箱の横のアンケート用紙にはうんちの落書きがしてあった。

わたしたちの住む町の教科書への関心はこんなにも低いのかガックリと出鼻をくじかれつつ。

落書きされた用紙を避けて、

わが国の成り立ちをきちんと学べる教科書を子供たちに使ってもらいたい、

と書いて意見箱に入れた。



大切なものが長らく失われた日本。

日本を本当に取り戻したい。