9月14日のフォーラムで沖縄県認知症希望大使に任命されました。
最初に相談されたとき、少しオーバーですが運命的なものを感じました。
2019年4月の講演活動を最後に終えました。
講演活動を終えた理由は2つあり、一つは娘と過ごす時間を増やしたい。当時、小学校低学年の娘。遊んだり、学校の行事に参加したり、一緒に過ごせる時間は短いです。
もう一つは仕事、講演活動、一人で過ごす時間、家族と過ごす時間がうまく調整できず、リズムが崩れ体調管理が難しくなりました。
主治医、妻、講演活動をお手伝いしてくれたNさんと相談して活動を終えました。
最後の講演はお世話になったNさんの病院でした。私にとってとても良い終わり方でした。
娘と過ごす時間も増えて本当に良かったです。私は覚えていませんが娘の記憶に残っています。メモリーノート、ブログにも記録されています。
それから2020年、コロナが流行して2021年ころから私に異変がありました。言葉が出にくい、頭に浮かんだ言葉がうまく発声できない。
「おはようございます」が「おは・・・よう・・・ござい・・・ます」のような感じです。
コロナ禍でオンライン利用が増えて、県外の仲間と交流するお話がありましたが・・・私は断りました。
うまく言葉が出てこないからです。こんな私が話すことなど出来ない・・・。会社も私の異変に気付き話し合いを行いました。
会社、同僚の心配りもあり、自分を受け入れた私は日々の生活を過ごしていると娘にも変化がありました。4年半も経てば娘も成長します。学校生活、友達付き合い、部活などです。
成長を喜びながら少し寂しくもありました。公園であそぶことはありません。運動会、学校行事に参加することもありません。
そんな時に希望大使のお話があり、今なら出来ると直感しました。
2年前なら、うまく言葉が出てこない自分に自信を失っていたので断ったと思います。去年は小学校最後の学年なので断ったと思います。でも私一人で決められないので家族と相談をして決めました。
娘の頭は?でいっぱい。何をするのか聞かれて『百聞は一見に如かず』『フォーラムでお父さんの姿を見てといいました』
当日、娘は何故だか緊張すると言っていました(笑) 控室で知事と話している私を見て娘は・・・。
「お~知事だ お父さんが話している 名刺交換してる スゲ~」
壇上にいる私を見て「なんか賞状?もらってる こんなに人がいるのにいっぱい話してる お父さんスゴイ」
フォーラムが終わると「お父さんの話で勇気づけられ人がたくさんいるんだね」「認知症は恥ずかしいことじゃないよ お父さんカッコいい」
自宅に戻り、いつものようにふざけていると「さっきのカッコいい無しね」「お父さん、キモッ!」
娘にも伝わり本当に良かったです。
私の経験・体験、世界観を綴った本を出版しました。
2017沖縄県産本大賞に選ばれました(^○^)
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