「断捨離」ってしたことありますか?


大ベストセラーになったこんまりさんの『人生がときめく片付けの魔法』でも


「まずは捨てるを終わらせる!」


と書かれているし、


「ミニマリスト」という言葉が流行語大賞にノミネートされたりして、



「モノが少ない=偉い」



みたいな風潮がすっかり定着した感があります。




でも、この考え方になんとな~く圧迫感も覚えてしまっているワタクシ。


特に精神論を重視する人ほど、


「モノへの執着を手放しましょう」
「物質面より精神面の豊かさを重視しましょう」


というスローガンを(言葉にはしていなくても)掲げていたり、
そういう流れに乗れない自分を内心責めていたりする気がします。


と言うか、わたしがそう(^^;


断捨離


ただいま人生リフォーム真っ最中のわたしは、
仕事の都合で選んだ今の部屋を離れ、
自分にとって心地よい生活に立て直すために引越しを控えています。


で、昨日引越し業者さんから梱包資材が届いたので早速荷造りを始めたのですが…。


捨てられない~(>_<)



荷造りを始める前は、


「引越しを機に断捨離しよう♪」


とうきうきすらしていたのに、初日からすでにぐったり。


「捨て疲れ」を感じて、


「引越しやめたい…」


とまで思ってしまったのが、荷造り開始から2時間後(笑)


みんなどうしてるんだろう?と、ネットに逃避兼してあれこれ検索してみたら、


「断捨離は体力だけでなく、物への執着も断ち切る作業ですので精神的にも疲弊します。」


との、断捨離コンサルタントの方のコメントが。


ふむふむ、どうやら疲れを感じるのはわたしだけではないみたいです。




きっと、「捨てる」にフォーカスから疲れるのよね。

「何を捨てるか決める」んじゃなくて、

「残したいものを選ぶ」意識でいこう!


と気を取り直して再開してみたけれど、結局何度も手が止まるのは、


「どちらとも言い切れないものをどうするか」


を悩んじゃうからなんですよね(^^;


「悩むってことは『絶対必要』でも『ときめきを感じる』わけでもないんだから捨てちゃえ!」


と頭は言うけど、心がそれについていけない。
そして、そんな自分を責める。


いちいちこんな葛藤してたら、そりゃあ疲れますよね~(笑)


丸を付ける

こんな風に、外からの圧力や自分の勝手な思い込みで「こうするべき」という枠を作り、
そこに自分を追い込んでしまうのがこれまでのわたし。


「捨てなきゃいけない」わけじゃないし、
「捨てられないわたしがダメなんだ」ということでもない。


「断捨離」だろうが「ミニマリスト」だろうが、


もっと言えば「仕事」「結婚」「出産」などなども、


するもしないも、そのやり方も、


自分の心地よさや幸せのために選んだらいいだけのことなんですよね。


それがどんなに「素晴らしい」とされていることでも、
「だからそうじゃなくちゃ」になってしまうと、
その時点で軸が自分からその「素晴らしい」対象に奪われてしまう感じがします。




「他の可能性に対してもオープンなマインド」


を持ちながら、


「自分が大事にしたい軸で決める」


そんな自分を作っていけるといいな(^^)




とりあえず目先の引越しについては、
ゆる~くやろうと思います♪


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余談ですがこの話、偶然にもコミュニティFMの生放送直前にパーソナリティーの目に止まり、
番組で取り上げていただきました。


放送内で「どうやったら捨てられるかな~」と悩まれていましたが、
放送終了後にスタッフのみなさんとこの話題で盛り上がったそうで、


「買うものは好きなものを買うから、捨てるわけないじゃん!
逆を言えば、自分に必要ないもんは買わないもん!」


ということで落ち着いたそうです(笑)


好きなモノを必要な分だけ買う。
役割が終わったモノは処分する。


そう考えられたらシンプルで楽ですね。




大事なのは「モノが少ない」ことじゃなくて、


「自分にとって大切なものや必要なものを選べる」こと、
「自分のキャパ(部屋の広さや収納力含む)を超える欲望に振り回されない」こと、


そして、


「自分のモノを把握できている」ことと、
「自分のモノを管理できている」ことなのかなって思います。


ふむー、これはライフプランやキャリアプランを考える時も大事なことだな~。