石破首相は、昨日6日、自民党派閥裏金事件を受けた衆院選
対応を表明しました。裏金事件で党内処分を受けた議員の
うち、処分の重かった議員など一部を次期衆院選で非公認に
する方針を決めました。10人位かといわれています。
また、政治資金収支報告書に不記載があった裏金議員などを
原則公認した上で、比例代表への重複立候補は認めない、
とのことで40人程度に上る、と報じられています。非公認
の対象は、4月の党処分で「選挙の非公認」より重かった
旧安部派幹部の下村博文氏、西村康稔氏、高木毅氏の他、
より軽い処分だった一部議員にも広げ、国会の政治倫理審査
会に出席していない旧安部派の萩生田光一氏、三ツ林裕巳
氏、旧二階派の平沢勝栄氏、その他にも何人かいるよう
です。総裁選の際に言っていたことが、次々に変わって
しまっている、という批判をかわす狙いがある、とされて
いますが、全員公認するという決定は石破総裁はしていな
かった、という解説もあります。世論の反発が大きく、党の
調査でも、このままでは惨敗するという結果だった、という
ことも言われています。どちらにせよ、重複立候補は
させない、一部議員には非公認にする、ということは、何も
しないよりは、ましだと思います。ただ、全員非公認にする
と過半数を取れない、などの事情もあったようで、できる
範囲での対応とみられ、これを国民が、どのように判断する
かだと思います。