気象庁は、昨日2日、今年夏(6~8月)の日本の平均気温
が、平年を1.76度上回った、と発表しました。1898
年の統計開始以降で最高だった昨年に並び、2年連続で最も
暑い夏となりました。高温傾向は9月も続く見通しで、引き
続き熱中症対策が必要な状況となりそう、と報じられて
います。また、6~8月、全国914の観測点のうち、
144地点で、最高気温が観測史上最高に並ぶか更新した日
があった、とのこと。7月29日には、栃木県佐野市で
観測史上3位タイとなる41.0度を記録するなど、40度
以上も相次ぎました。最高気温が35度以上の猛暑日は、
述べ8821回で、これまで最多だった2023年の
6692回を更新しました。私が住んでいる軽井沢でも、
平均気温が平年を1.5度上回り、観測史上最高を更新しま
した。今年の夏は、列島が二つの高気圧に覆われたことで
気温が上昇し、熱中症の搬送者数は昨年を上回る事態になり
ました。厳しい残暑は9月も続くとみられ「9月も夏だと
思って対策をしてほしい」と有識者は呼びかけています。
今年4月からは、環境省と気象庁が「熱中症特別警戒アラー
ト」を発表するようになりました。甲子園で行われる全国
高校野球選手権大会では、負担軽減のために延長タイブレー
クの導入に加えて、今年は朝と夕に分けて試合を行う2部制
も実施されました。とにかく、日本をはじめ各国が、本気で
温暖化対策を行わないと、過酷な夏は毎年続くことになると
思います。
また、今年の夏は、局所的に雷雨が急増している、という
ことです。7~8月に東京で3倍を超えるなど、関東地方
では平年の1.6倍の落雷を記録しました。落ちた雷で電子
機器が故障するなどの被害も相次ぎました。我が家でも、
8月初めのひどい雷雨で、浴室の乾燥装置の基盤が壊れて
しまい、先日ようやく部品を取り寄せて直しました。
ケーブルテレビも見えない局があるようになり、ビデオ経由
で何局かが見られる状態で、こちらはまだ直っていません。