英下院(定数650)総選挙は、4日投開票され、最大野党

 

の労働党が半数を大きく超える400議席超を獲得し、

 

圧勝しました。14年ぶりの政権交代となり、スターマー

 

首相は、5日、首相に就きました。新政権は、2020年

 

の欧州連合(EU)離脱で冷え込んだ欧州との関係改善や国内

 

経済の立て直しに全力をあげる、ということです。ロシアの

 

侵攻を受けるウクライナへの支援は保守党政権と同様に継続

 

し、日本とは安全保障面を中心に連携進化を強調する、と

 

報じられています。不祥事や失策で政治の混乱を招いた

 

与党、保守党に対する怒りが噴き出し、有権者が厳しい審判

 

を下した結果、とされています。スターマー首相は、就任

 

演説で「英国を再建する。任務は急を要する」と強調しま

 

した。主要閣僚が決まり、副首相はアンジェラ・レイナー氏

 

(44)で、スターマー氏と同期。レイチェル・リーブス氏

 

(45)は、女性として英国史上初の財務相に就任。5日に

 

任命した閣僚22人のうち11人が女性です。日本も、英国

 

の議会制度などに学んでいますが、政権交代が当然のように

 

行われ、閣僚の半数が女性、ということを羨ましく思い

 

ます。仏でも、マクロン政権がピンチで、イランでも改革派

 

のペゼシュキアン氏が大統領になりました。世界各国で、

 

政権が代わっています。日本でも、よりより政治のために

 

ひとりひとりが考え行動することが大事だと思います。