能登半島地震は、今日1日で、発生から半年を迎えました。
全半壊の建物を自治体が取り壊す公費解体は進んでいず、
完了数は4%にとどまる、と報じられています。6月24日
時点の公費解体の申請総数は2万865棟で、このうち工事
に着工したのは2601棟で、完了は911棟、申請総数の
4%、とのこと。石川県は県内全域で約2万2千棟の解体を
想定していて、25年10月の完了をめざしているそう
です。被災地では、インフラ復旧の遅れが深刻で、能登半島
からの人口流出も加速しています。道路の通行止めや断水も
解消されていません。避難所から仮設住宅に移る被災者は
増えていて、生活の再建に踏み出しています。能登半島地震
による死者は281人、うち災害関連死が52人。行方不明
者3人、負傷者1207人。避難者は最大40688人
です。仮設住宅は、必要個数6810戸、完成は4943
戸、入居済は3941戸です。今も2300人が避難生活を
続けています。震災半年を前に、27日、石川県は「創造的
復興プラン」を発表しました。400人超の被災住民たち
との意見交換も経て、まとめられたとのこと。住民参加で
能登らしい復興を目指していることは、よいことだと思い
ます。国も、しっかりバックアップしてもらいたいです。
先日も避難所の運営に関わる女性が少なすぎることをお伝え
しましたが、災害復興にも、女性の視点は欠かせません。
自治体の女性職員を増やすとともに、住民の女性たちの声が
反映されるように知恵をしぼってほしいと思います。