食べられるのに捨てられる食品ロスの経済損失は4兆円も、との

 

こと。消費者庁などが、先日、2022年度の食品ロス量の金額

 

換算を公表しました。ロス量は472万トンで、国民1人当たり1日

 

88円相当、年間38キロを廃棄していることになる、ということ

 

です。食品ロスの約半分を占める事業系ロス量は、前年から

 

15.4%減の236万トン。農水省の担当者は、事業者の需要

 

予測がより精緻になったことや、メーカーから小売りへの納品

 

期限を緩和する取り組みが広がったことなどが、減少につな

 

がったとみている、と報じられています。国が定めた30年度までに

 

00年度比でロス量を半減させるという目標を達成し、新たな目標

 

の設定の是非を検討する方針だそうです。家庭系ロス量は230

 

万トンで、減少傾向ですが、30年度までの目標値の216万トン

 

には達していません。まだ、これだけの食品ロスが出ているの

 

ですから、もっときめ細かな対応が必要かと思います。例えば、

 

私たちは8年前にフードバンク軽井沢を立ち上げ、その食品を

 

生活に困っている方に社協を通じるなどしてお渡ししたり、

 

いわゆる子ども食堂の、こどものいばしょ~あたしキッチンで

 

使ったりしています。食品は、第3日曜日には発地の市庭で

 

受付たり、町内の協力店で集めていただいたりしています。

 

4つある郵便局にもってきてくださる方が多いのですが、この

 

ところ集まる食品が少なくなっているのが、気にかかって

 

います。円安やずっと続く実質賃金の目減りなどが影響している

 

のでしょうか。ロスにするなら、役立てることを考えてほしいと

 

思います。