2025年大阪・関西万博に参加する国・地域の担当者に
よる「国際参加者会議」が、昨日25日、奈良市で2日間の
日程で開かれました。日本国際博覧会協会(万博協会)から
開幕前日の2025年4月12日に開会式を行うと表明が
あった、と報じられています。開幕まで300日を切り
ましたが、パビリオン建設の遅れが深刻、とのこと。万博
には、161の国・地域と9国際機関が参加する予定です。
自前で建設する海外パビリオンの「タイプA」は、契約が
難航し、60ヶ国の予定が51ヶ国に減少。このうち11
ヶ国は、まだ建設業者との契約に至っていません。日本側が
建物を整備する「タイプX]への移行が進んでいず、日本側
に最大77億円の追加費用負担が生じる、と協会が試算して
いることが、わかりました。また、閉幕後の利活用が
決まっていない万博のシンボル「大屋根リング」について、
2割程度を建材として再利用する解体計画を作る、という
ことです。そもそも、これだけリモートなどが発達して
いる今、わざわざ取り壊しを前提に建物を建てて行う万博に
どれだけの意味があるのでしょうか。大阪に本拠のある日本
維新の会の幹部と、当時の安倍政権で決めたことかと思い
ますが、国民が納得できる説明なしに、どんどん負担額が
増えていくことは、看過できないと思います。