アルコール入りのゼリーが、「酒類」ではなく「食料品」と
して売られている、と報じられています。販売会社は、
「日本の法律でお酒に該当しない」としつつ、運転前や
子どもの飲食を控えるよう呼び掛けている、ということ
です。「0-SHOT」(ゼロショット)という商品で、
パウチ容器に入ったゼリー(50ミリリットル)で、
アルコールの度数は「12%」と表示されているそうです。
エムエスエンタープライズが輸入し、2022年4月から
ネットや小売店で販売を始めました。原材料は、重量順に
「スピリッツ」「果実酒」「水」「砂糖」。国税庁は
サイト上で、アルコールを含む菓子類などは「一般的には
飲料とは考えらえないため酒類に該当しない」という見解を
示しています。商品の裏面には「アルコール含有 20歳
以上飲用想定」「お子様やアルコールに弱い方、妊娠・
授乳中の方、運転時などはご遠慮ください」と書いてある
とのこと。輸入品が「酒類」にあたるかの判断は、税関当局
がする、ということです。エムエスエンタープライスは、
海外から輸入する際、酒類にはあたらないと税関当局に判断
された、としています。東京税関と国税庁酒類課では、
「個別事案には答えられない」としています。商品裏面には
注意書きがあるということですが、手に取った人が必ず
読む状態になっているのでしょうか。子どもが知らずに
たべてしまわないでしょうか。こうしたハザマにある
ような食品については、安全第一で、消費者庁が検討すると
よいのではないでしょうか。