安定的な皇位継承に向けた衆参両院議長と各党代表者などの
2回目の協議が、昨日23日、衆院議長公邸で開かれ
ました。週1回のペースで協議を進める予定でしたが、
全会派出席の協議では、論点が定まらず、衆参両院議長が
個別に意見を聞くことになった、と報じられています。主張
の隔たりが大きく、今国会会期末までのとりまとめは困難な
状況ということです。会期末までに、立法府の総意のとり
まとめをめざすとしていた額賀福志郎衆院議長は、2回目の
協議後の記者会見で「タイトな日程の中で各党各会派と十分
に意見交換し、その中で立法府の考え方を整理していく」と
方針転換を表明し、全体会議は当面中断する、としました。
今回の協議では、政府の有識者会議が2021年の報告書で
示した、①女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持する ②
旧宮家の男系男子が養子として皇族に復帰する の2案の
うち、①案について議論する予定でした。皇位継承問題は、
ずっと以前から次世代の資格者が、このままでは秋篠宮家の
長男悠仁さま(17)のみになることは、わかっていま
した。ところが、平成の天皇の退位の時の法案の付帯決議に
速やかに議論する、とされていたのに、そのままになって
いました。私は、以前からお伝えしているように、諸外国も
法改正などでできるようにした女性天皇を実現させるべきと
考えています。愛子様の聡明さは、連日のようにニュースに
なっていて、世論は女性天皇、女系天皇を認める意見が
多数になっています。国会の保守派の人たちが、頑強に
女性ではダメと言っている間に、皇位は継承困難になって
しまいます。せめて、まず女性宮家の話くらいは進めないと
皇族の役割も果たせなくなります。皇室を大事に考えている
人ほど、真剣に考えるべきです。ずっと以前に13宮家が
廃止された時に皇族を離れた旧宮家の男系男子を養子にする
ということは、なじみのない方たちですし、賛成しかね
ます。是非、この国会中に前進してもらいたいと思って
います。