衆院3補欠選挙は、28日投開票され、自民党が全敗しま

 

した。与野党対決となった、唯一の選挙区島根1区で、

 

立憲民主党の元職亀井亜紀子氏が、当選しました。自民

 

候補に約2万5千票の差をつける勝利でした。自民は、

 

東京15区と長崎3区では、派閥の政治資金パーティー裏金

 

事件の逆風で、独自候補を擁立できず、異例の不戦敗でし

 

た。東京15区は、立民の新人が初当選し、長崎3区も

 

立民前職が維新候補に勝利しました。訪米に続いて、補選で

 

勝利し、解散総選挙と考えていたとされている、岸田首相の

 

思惑には沿わない結果となりました。あれだけの裏金問題が

 

あり、政治資金規正法改正にも後ろ向きな自民には、保守

 

王国といわれる選挙区でも逆風で敗れる結果になることは、

 

健全な国民の判断だと思います。この結果を受けて、自民

 

には、後半国会で、本気で政治資金規正法改正などに取り

 

組んでもらいたいと思います。立憲民主が3勝しましたが、

 

敵失によるところが大きく、一方で野党候補の一本化の効果

 

も再認識されたところなので、国民の信頼を勝ち得るように

 

やっていってもらいたいと思います。自民の中では、会期末

 

の6月解散は無理で、9月の総裁選で新しい顔に変えて選挙

 

をしたいという考えが大勢のようです。私たちは、任期満了

 

でも秋にはある総選挙で、少しでもましな政権を作るため

 

に、しっかりアンテナをはって、行動していくことが必要だ

 

と思います。