今日、3月8日は、「国際女性デー」です。国連が、女性の

 

地位向上を目指して、1975(昭和50)年に制定しま

 

した。この年は、国際婦人年で、初の世界女性会議が開かれ

 

た年でもあります。また、「ミモザの日」とも呼ばれ、最近

 

は、身近な所でも購入できるようになりました。私もツルヤ

 

の生花店で購入し、飾っています。ミモザの花言葉は「感謝

 

する」などで、女性に感謝をこめて贈ったことから、という

 

ことです。国際女性デーの今日は、新聞各紙も様々な特集

 

記事を出していて、やっと日本でも関心を持たれるように

 

なったのかなと思います。日本では、世界各国と比べて、

 

男女格差の縮まり方が遅く、年々順位を下げています。よく

 

知られている、世界経済フォーラムのジェンダーギャップ

 

では、日本は146ヶ国中116位(政治、経済、教育、

 

健康)です。ここ数日のニュースの中でも、世界銀行が、

 

女性に差別的な法律や慣習を見直せば、世界の実質経済成長

 

率は10年で倍増する、という報告書をまとめました。

 

法制度上の男女格差が、主要先進国では最低水準の

 

72.5%というのが日本です。190ヶ国・地域のうち

 

73位です。また、英誌エコノミストは、先進国を中心と

 

した29ヶ国を対象に女性の働きやすさを指標化した

 

2023年のランキングを発表しました。首位は2年連続

 

でアイルランドで、上位4ヶ国を北欧諸国が占めています。

 

日本は、下から3番目の27位です。国内では、上智大の

 

三浦まり教授たちがつくる「地域からジェンダー平等研究

 

会」が、各地域の男女平等度を、政治、行政、教育、経済の

 

4分野で分析した2024年の「都道府県版ジェンダー・

 

ギャップ指数」を公表しました。1に近いほど平等を示して

 

います。政治の1位は東京(0.352)、行政の1位は

 

鳥取(0.439)、教育の1位は広島(0.680)、

 

経済の1位は鳥取(0.452)でした。私が住んでいる

 

長野は、政治が19位、行政が22位、教育が15位、経済

 

が26位、と真ん中位かと思います。。みなさんがお住まい

 

の所は、どの位置にあるでしょうか。日本では、アンコンシ

 

ャス・バイアス(無意識の偏見)も含めて、まだまだ格差・

 

差別が多いので、力を合わせて変えていく必要があります。