自民党最大派閥の「清和政策研究会」(安部派)が、政治

 

資金パーティー収入の一部を裏金化していたとみられる問題

 

で、派閥から裏金のキックバックを受け、自身の政治資金

 

収支報告書に収入として記載していない疑いがある所属

 

議員の中に、松野博一官房長官が含まれることが、関係者

 

への取材でわかった、と報じられています。今日の国会でも

 

追及されていて、苦しい答弁をしていましたが、このまま

 

もたせるのは無理だと思います。安部派の歴代事務総長

 

には、キックバックの状況なども逐一報告されていた、と

 

いうことで、松野官房長官の他にも、西村経済産業相、

 

党の高木国対委員長など要職についている人が複数いて、

 

岸田首相の政権運営は、かなりピンチの状態です。この時期

 

に、自身が会長を務める岸田派を離脱する、と表明したこと

 

は、ずれています。これまでの首相は、就任時に派閥を離脱

 

していたのに、岸田氏は派閥内の林芳正氏に実権を握られる

 

のが嫌だった、といわれていますが、離脱しないできて

 

いました。これだけの裏金が問題になっている中で、国民が

 

求めているのは、派閥離脱やパーティーの自粛ではない、と

 

いうことが、わからないのでしょうか。実態を明らかに

 

した上で、派閥解体くらいは言ってもらいたいものです。

 

この後、来週国会が閉会すると、東京地検特捜部による議員

 

への取り調べも始まると言われています。岸田首相として

 

は、内閣改造ではすまず、総辞職しかない、という見方も

 

ありますが、相変わらず危機感が鈍すぎるとか。