アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで開かれている国連気候

 

変動締約国会議(COP28)にあわせ、「世界全体の原発の

 

設備容量を2050年までに3倍に増やす」という宣言が、

 

昨日2日発表され、日本を含む22ヶ国が賛同しました。

 

温室効果ガスの排出を減らす対策の一環として米国が呼び

 

かけていました。賛同したのは、英国、フランス、韓国、

 

UAEなどとのこと。温室効果ガス削減には役立つことは

 

理解しますが、東日本大震災で原発事故を起こした日本が

 

賛同することに、国民は納得しないと思います。一方で、

 

世界の再生可能エネルギーの設備容量を2030年までに

 

3倍にすることに、日本も含む100ヶ国以上が賛同しま

 

した。議長国のUAEが呼びかけた、とのこと。こちらは、

 

ぜひ実現していってほしいと思います。世界の平均気温が

 

史上最高を記録した今年、世界では山火事や水害、干ばつ

 

などが起きています。各地で豪雨災害をもたらした線状降水

 

帯も、温暖化によって1.5倍発生しやすくなりました。

 

干ばつや豪雨によって、ブドウの収穫が減り、世界のワイン

 

生産量は過去60年で最少になる見通しです。国連による

 

と、各国の現状の削減目標を達成したとしても、今世紀末

 

には気温上昇は3度近くなる、ということです。喫緊の課題

 

となっている気候変動に、日本はいつも取り組みが遅いと

 

批判されているので、本腰を入れて取り組んでほしいです。