自民党衆院議員の神田憲次財務副大臣(60)が代表取締役と
なっている会社が、過去に地方税の滞納によって差し押さえを4回
も受けていたことは、大きな問題です。昨日10日の衆院内閣委員
会で、税目や滞納額を問われた福田氏は、「精査している」と繰り
返し、自身の進退は「言及を控える」と述べています。福田氏は、
税理士でもある国会議員で、しかも徴税を担う財務省の副大臣
ですから、悪い冗談としか思えません。納税者への背信行為
です。財務副大臣はもちろん、国会議員の資格もないと思います。
辞任しないなら、岸田首相は、即刻更迭すべきです。福田氏が
代表取締役を務める会社の土地と建物が、2013~22年に
計4回、固定資産税の滞納によって差し押さえられていたことが、
また週刊文春の報道で、わかりました。岸田政権では、防衛費
倍増や少子化対策の財源確保のため、増税などの国民負担を
求めることが避けられない、とみられています。その中心となる
財務省の副大臣が、税滞納の常習者では、国民は納得できる
はずが、ありません。それにしても、岸田政権の9月の内閣改造に
伴って行われた副大臣・政務官人事は、お粗末すぎます。
女性が当初は1人もいないことでも批判されていました。不祥事で
で、毎週誰かが辞めています。山田太郎文部科学兼復興政務官
は不倫報道で、柿沢未途法務副大臣は公職選挙法で禁じられた
有料ネット広告の利用を東京都江東区長に勧めていたことで、
それぞれ辞職しています。適材適所の真逆では、ありませんか。
教育を司る政務官が不倫、法律を司る副大臣が公職選挙法
違反、今回の税を司る副大臣が常習的滞納。言葉もありません。