昨年11月から今年10月までの12ヶ月は、観測史上最も

 

暑かった、との分析を米国の研究機関クライメート・セントラルが

 

昨日9日発表した、と報じられています。世界の平均気温は、化石

 

燃料を大量に燃やし始めた産業革命前から1.3度高くなっていま

 

した。地球温暖化に加え、世界の平均気温を上げるエルニーニョ

 

現象も続き、次の12ヶ月はさらに暑くなるおそれがある、という

 

ことです。157ヶ国を対象に観測された気温と気候モデルとを

 

比較し、温暖化の影響を科学的に分析したものです。分析では、

 

世界の4人に1人が、極端で危険な熱波にさらされたそうです。

 

過去30年と比べ、日本の年間平均気温は1.3度高かった、

 

とのこと。今年は、世界各地で異常気象が報告されています。

 

日本では、7~9月の平均気温が観測史上最高で、11月に入って

 

も、東京都心で7日に、最高気温27.5度になり100年ぶりに

 

記録を更新しました。インドでは、熱波で250人以上が死亡し、

 

米国では熱波や洪水など気象災害によって今年だけで約10兆円

 

を超える経済的損失があったと推定されています。アメリカや

 

カナダなど各地で、山火事も多発しました。日本では、サンマが

 

ここ数年あまりとれず、一方で、ブリは20倍、サバは100倍

 

とれている、というニュースを見ました。気候変動は、目に見え

 

にくく、日々の経済や生活の後回しにされてしまいますが、本気で

 

できることをしていかないと、と思います。