将棋の藤井聡太七冠(21)=竜王・名人・王位・叡王・棋王・王将・

 

棋聖=は、昨日11日、京都市での第71期王座戦5番勝負第4局

 

で、永瀬拓矢王座(31)を破り、3勝1敗で王座を奪取し、八冠と

 

なりました。2017年に過去最多の八大タイトル戦になってから、

 

全冠制覇したのは、初めてです。コンピュータが、藤井さんが勝つ

 

確率は1%しかないとしていた中での勝利、ということです。

 

藤井さんは、5歳で将棋と出会い、将棋を「使命」と言ったそう

 

です。14歳で棋士になってから、7年で八つのタイトルを独占

 

しました。史上最年少の14歳2ヶ月でプロ入りして以降、規格外の

 

活躍で、2017年には、公式戦29連勝の新記録を無敗のまま

 

達成しました。20年7月に、史上最年少でタイトルを獲得し、今回

 

の王座戦を含めて、出場した18回のタイトル戦全てを制して

 

います。AI研究や類いまれなる構想力で、進化が止まらず、一強

 

は揺らぐ気配がない、と報じられています。藤井さんは、「将棋は

 

とても奥が深いゲームでどこが頂上なのか全く見えません。まだ

 

森林限界の手前です。」と話しています。1996年に当時の全

 

七冠を独占した日本将棋連盟会長の羽生善治九段(53)は、

 

継続した努力、卓越したセンス、モチベーション、体力、時の運、

 

すべてが合致した前人未踏の金字塔だと思います。今後も将棋の

 

更なる高みを目指して前進を続けられることを期待しています。

 

と述べています。師匠の杉本昌隆八段(54)は、どんなに険しい

 

道でも臆せずに挑戦し、考え抜いた末に最後は必ず正解に

 

たどり着く。私たちが持っている「人間力」を大事にして、その能力

 

を十全に発揮したからでしょう。と語っています。この師匠に巡り

 

あったのも、よかったのだろうと思います。まだ21歳、これからの

 

活躍が、楽しみです。ほんとうに、おめでとうございます!