第2次岸田再改造内閣が、昨日13日、皇居での認証式を経て
発足しました。岸田首相は、記者会見で、物価高対応や構造的な
賃上げ、人口減少を乗り越えるための社会改革に向けた経済
対策を策定する考えを表明しました。「変化を力にする内閣」と
名づけ、国際社会や世界経済の変化をチャンスに変えていくと
した、と報じられています。女性閣僚や若手を抜擢して、刷新感を
アピールしている一方、骨格となる官房長官や党幹事長などは
維持しました。来年秋に想定される党総裁選での自身の再選を
視野に、要職を派閥幹部などえ固める守りの人事、ともいわれて
います。女性閣僚5人は、小泉、安倍内閣とタイの最高の人数に
なっています。国際的にジェンダーギャップ指数が低い過ぎる日本
で、その大きな原因が、政治分野ですので、歓迎したいと思い
ます。これからの仕事ぶりで、評価を得てもらいたいと思います。
また、党四役の選対本部長になった、小渕優子さんは、議員
だった時に、超党派の議員連盟を一緒に運営したりしていて、
仕事のできる女性です。政治とカネの問題で経産相を辞任した
ことを、昨日も厳しく追究されていて、もしろん説明責任を果たす
ことが必要ですが、仕事ぶりで評価してもらいたいものです。
刷新感を出して、解散総選挙かという見方もありますが、少子化
対策や防衛費など、財源を先送りにしたままでの解散は許され
ないと思います。仕事をしてから、判断を仰いでください。