第105回全国高校野球選手権記念大会は、昨日23日、甲子園

 

球場で決勝戦があり、慶応(神奈川)が、8対2で、仙台育英

 

(宮城)を破り、1916(大正5)年の第2回大会以来、107年

 

ぶり2度目の優勝を果たしました。昨年夏、東北勢として初優勝

 

した仙台育英の史上7校目の連覇はなりませんでした。この夏

 

は、10月末に手術するまで股関節の痛みがあるため、たくさんの

 

ボランティア活動を控えめにしているので、久しぶりに高校野球を

 

楽しみました。応援していた仙台育英と慶応の決勝戦なので、

 

とても楽しみにしていました。フードバンクの会議後、途中から

 

でしたが、テレビで観戦しました。多くの方が言われているように、

 

これだけの点差の試合になるとは思いませんでした。慶応の丸太

 

選手の高校野球史上初の先頭打者ホームランで、慶応の大応援

 

団が盛り上がり、一気に慶応のムードになったようです。両チーム

 

とも、爽やかなスポーツマンシップで、おめでとう、感動を

 

ありがとう、と言いたいです。特に、両チームの監督が、ともに

 

素晴らしいと思います。慶応の森林監督は、自分で考えて楽しく

 

野球をできる、「エンジョイ・ベースボール」を実現してきました。

 

優勝インタビューで、「高校野球の新しい可能性、多様性に

 

つながる」と話していたのが印象的です。慶応をはじめ、全体の

 

4分の1の学校が丸刈りではなく、ベスト8のうち3校がそうだという

 

ことも話題になりました。また、仙台育英の須江監督は、敗れた後

 

で、「人生は敗者復活戦」、素晴らしい経験を得た、と話していま

 

した。「2年連続で決勝は奇跡、金メダルと銀メダルを得たことは

 

素晴らしい」とも。慶応の選手に、自然に拍手を送り続ける選手

 

は、敗者の振る舞いとして誇りだ、という話もしていました。こうした

 

監督のもとで野球ができる選手たちは、幸運だと思います。

 

そして、そうした心持での試合を見ることができた私たちも。