昨日6日広島は、米軍による原爆投下から78年の「原爆の日」と

 

なり、広島市の平和記念公園では「原爆死没者慰霊式・平和祈念

 

式」(平和記念式典)が、営まれました。約5万人が参列し、投下

 

時刻の午前8時15分に黙とうしました。松井一実市長は、平和

 

宣言で、先進7ヶ国首脳会議(G7広島サミット)の核軍縮文書

 

「広島ビジョン」が肯定した核抑止論について「世界中の指導者は

 

核抑止論は破綻していることを直視するべきだ」と訴え、核抑止論

 

からの脱却を求めました。核兵器で脅して相手の攻撃を思い

 

とどまらせる「核抑止論」に対して、平和宣言は繰り返し警鐘を

 

鳴らしてきましたが、今年は特に重い意味を持つ、ということです。

 

G7サミットで首脳たちが打ち出した「広島ビジョン」に、こうした

 

核抑止論を肯定する文言が盛り込まれたからです。被爆地では

 

サミット直後から、被爆者などの落胆や失望、怒りの声が渦巻き

 

続けている、と報じられています。被爆地で、核抑止論を話すこと

 

を、各国首脳たち、特に地元の岸田首相は、どう考えていたの

 

でしょうか。とにかく対話を通じて、安全保障を確保していくことだと

 

思います。