一昨日23日、デジタル庁は、マイナンバーカード所持者が

 

ナンバーと公金受取口座をひも付ける手続きで、誤って他人名義

 

の口座が登録される事例があった、と発表しました。人為的ミスが

 

原因、ということです。7自治体で計12件ありました。河野デジタル

 

担当相は「国民に安心してもらう観点から総点検する」と述べて

 

います。住民票の写しを受け取ろうとして別人のものが出てきた、

 

抹消したはずの印鑑登録証明書が交付された、マイナ保険証に

 

他人の医療情報がついていた、マイナンバーに別人の口座をひも

 

づけていた。いくら何でも、誤りが多すぎます。政府は、業者の

 

責任などとしていますが、事の重大性への認識に欠けていると

 

思います。マイナポイントをつけたことで、マイナンバーカード

 

所持者は7割になっています。来年秋には、健康保険証を

 

なくして、カードに統一する方針も示しています。マイナンバー

 

カードを持つかどうかは、任意だったはずです。ところが、健康

 

保険証に代わるものとして強制的に所持を求めているのは、

 

おかしいと思います。個人情報が守られるかの懸念が、現実の

 

ものとなっている。こうした状況で、利用範囲を拡大していくこと

 

には慎重であってほしいです。国民の信頼できる仕組みを作る

 

ことが第一だと思います。