ジャニーズ事務所のジャニー喜多川前社長(2019年死去)から
性加害があったとする元ジャニーズJr.の男性の告発を巡って、
同事務所の藤島ジェリー景子社長が、14日、謝罪する動画と文章
を発表しました。「何よりもまず被害を訴えられている方々に対して
深く、深くおわび申し上げます。関係者の方々、ファンの皆さまに
大きな失望とご不安を与えてしまいましたこと、重ねておわび申し
上げます」と述べました。訴えていたのは、元ジャニーズJr.の歌手
カウアン・オカモトさんたちです。松野官房長官も、15日の記者
会見で「一般論として性犯罪、性暴力は被害者の尊厳を著しく
踏みにじる行為で、決して許されない。同意のない性的行為は
性暴力だ」と述べ、立憲民主党は、今日16日、国会内で、カウアン
さんたちを招いてヒアリングを開きました。カウアンさんは、15~
20回にもわたって、性被害を受けたとのこと。この問題は、少し
ずつ情報はありましたが、メディアもジャニーズ事務所との関係を
悪くしたくないため、動きが鈍く、報じてきませんでした。先日、
TBSのNews23で、カウアンさんの証言などを放送し、小川彩佳
キャスターが、報道機関が報道して来なかった現状、これから
報道していきたいと述べたことが、注目されました。#Metoo
運動などで、性被害を訴えやすい環境は、徐々にできています
が、男性からは、まだ訴えにくいのだと思います。今回は、英
BBCが報道して世界で関心を呼んだり、ファン有志の女性たちが
加害の検証などを求める署名が約1万6千筆集まったと会見
したりで、追い込まれた謝罪した形です。被害を訴えている人たち
も、この謝罪が一歩で、これからだと語っています。謝罪も一方的
なもので、社長は全く知らなかったとしています、裁判も起こされて
いるのに、信じられません。また、第三者機関で調査することも
否定していることは、納得できません。私も、ジャニーズで、好きな
歌手、グループがあります。それだからこそ、事実を検証して
被害者と向き合い、再発防止をしてもらいたいと思います。