存続を再検討するとしていた長野市青木島町の公園「青木島

 

遊園地」について、荻原健司市長は、昨日1日、廃止すると表明

 

しました。市議会の代表質問で、遊園地の土地は借地で、すでに

 

新たな土地利用が計画されているとして「これ以上、土地を

 

借りることは断念せざるをえない」と述べた、と報じられています。

 

青木島遊園地を巡っては、一部の近隣住民の「子どもの声が

 

うるさい」といった苦情をきっかけに、市が2022年2月に一度は

 

廃止を決定し、時期は今年3月末としていました。しかし、住民など

 

から、疑問の声が上がり、市は、今年2月に初めて地元住民向け

 

の説明会を開催しました。存続を求める声が相次ぎ、市長は、

 

存続を再検討する、としていました。子どもの声がうるさい、という

 

近隣からの声の問題は、全国で起きていますが、長野県では、

 

この青木島の公園の問題が、テレビや新聞で、よく取り上げ

 

られていました。児童センターの子どもたちが遊んでいましたが、

 

苦情の後、子どもたちを遊ばせることを見合わせてきました。

 

ようやく市長が先月、再検討と住民の声を受けて言ったのに、

 

時すでに遅し、といった感じです。もっと早い時期に、住民の声を

 

聞いていたら、と思わずにはいられません。市長は、児童センター

 

を小学校に移転する方針、ということですが、利用者が増えていて

 

空き教室に入りきれないのでは、などと、実現に疑問の声が

 

あがっているそうです。子どもたちが、自由に外で遊べる場所が

 

ないことも、子どもを産み育てることを躊躇させる要因の一つかと

 

思います。