長野県は、5日、県内でインフルエンザが流行期に入った、と発表
しました。流行入りは、新型コロナウイルスが感染拡大する前の
2019~20年の冬以来、3年ぶりです。県内は、新型コロナの
感染者数も多い状態で、同時流行が本格化すれば、発熱外来を
はじめ医療の逼迫が心配され、県は感染防止策の徹底を呼び
かけています。昨年12月26日から1月1日の1週間で、感染症を
定点把握する医療機関87ヶ所の患者数が、1ヶ所当り1.18人
となり、流行の目安となる1.0人を上回りました。北信が3.40人
で最多で、諏訪が2.63人、長野が1.50人、長野市が1.25人
で、4保健所で目安を上回りました。同時流行する中で、重症者や
高齢者、子ども、妊婦はかかりつけ医に相談し、速やかに受診
する。基礎疾患のない若い世代など重症化リスクが低く、軽症の
人は市販の新型コロナ検査キットでの検査を求める。検査で陰性
でも症状が改善しない場合は、インフルエンザの恐れがあるため
医療機関への相談、受診を検討するよう呼びかけています。
この3年、検温、消毒、マスク着用などは習慣化している中で、
さらに何を気を付ければよいのか、とも思いますが、症状が似て
いるコロナとインフル、可能なかぎりの予防策をとるしかないよう
です。