任期満了に伴う沖縄県知事選は、昨日11日投開票され、米軍

 

普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設反対を訴えた

 

玉城デ二―氏(62)=立憲、共産、れいわ、社民、沖縄社大推薦

 

=が、再選されました。移設容認の元宜野湾市長佐喜眞淳氏

 

(58)=自民、公明推薦=など無所属新人2氏を破りました。反対

 

の民意は、2014年と18年の知事選、19年2月の県民投票に

 

続き4度目になります。政府は「辺野古が唯一の解決策」と繰り

 

返すばかりですが、選挙結果を直視して、代替策を練るべきだと

 

思います。辺野古移設を巡っては、様々な問題が指摘されて

 

います。ひとつは、マヨネーズ状の軟弱地盤を、防衛省は事前

 

調査もせず埋め立ては可能とし地盤改良を県に申請しました。

 

米国の保守系シンクタンクも「完成の見込みは低い」と指摘して

 

いる、と報じられています。このままでは、普天間返還が実現

 

しない可能性もあります。また、工期の問題として、完成は早く

 

ても30年代半ばということで、世界一危険とされる普天間飛行場

 

をあと10年余り使い続けることになります。沖縄県は、再三、

 

国と県による協議、日米両政府と県の3者協議を求めています。

 

再三にわたる県民の「ノー」の声を真摯に受け止め、岸田政権は、

 

対応を変える必要があると思います。