ロシアのウクライナ侵攻開始から、明日24日で、半年になります。
ロシアは、東部で制圧地を拡大し、南部で実行支配の強化を
図っている、と報じられています。ウクライナは、米欧の軍事支援
を受けて徹底抗戦し、一部を奪還しています。攻防は、2014年に
ロシアが強制編入した南部クリミア半島に及びつつあり、紛争の
長期化は必至の情勢です。世界の穀倉地だったので、世界の
食料・エネルギー供給に影響があり、考えられない原発への
再三の攻撃への懸念も高まっています。ロシアは、目標を曖昧に
し、米は停戦の構想を描けず、出口が見えずに、和平が
遠ざかっている、といわれています。日本政府は、ウクライナ危機
への対応が、将来の中国対応の試金石になると位置づけ、国際
社会と結束してロシアと対峙する構えを堅持しています。今日
23日、ウクライナに関する閣僚会議を開催し、ウクライナ支援の
継続、アジア各国への働きかけを強め、対ロ包囲網構築への
役割を担うことを確認しました。先日も、書いたように、ウクライナ
の報道が、非常に少なくなっていることに懸念を持ちます。今も
戦禍で苦しんでいる人たちがいるので、国際社会が関心を持ち
続けることが、大切だと思います。知恵を出し合って、何とか
出口を探ってもらいたいと思います。