第2次岸田内閣が、昨日10日午後、皇居での認証式を経て発足
しました。岸田首相は、「政策断行内閣だ」と述べ、世界平和統一
家庭連合(旧統一教会)を巡って、不法行為があれば厳正に対処
するよう各閣僚に指示したことを明らかにしました。閣僚には、
経験者を再登板させるなど、守りの姿勢で、前回のような若手の
起用は、こども政策・少子化担当の小倉将信氏(41)のみで、
女性も2人だけでした。前内閣では、7人の閣僚が、旧統一教会
との関係を認め、交代しました。一方、態度をあいまいにしていた
山際経済再生相は、昨日になって、教団の関連団体への会費の
支出やセミナー出席を認めました。新たに起用された閣僚からも、
加藤厚労相、寺田総務相の会費の支払いなどが明らかになり、
7人の閣僚が、何らかの関与をしていたことが、わかりました。
岸田首相の指示は、「それぞれ点検し、厳正に見直す」というもの
で、過去に接点があった議員を一律に除くと、組閣もできない
ほど、関係している議員が多いのかと思わされます。政治家は
票がほしいので、様々な宗教団体との付き合いが、多かれ少な
かれ、ある人が多いと思います。ただ、安倍元首相襲撃によって
明らかになった、多額すぎる献金などの問題について、まずは
自民党も党として実態を明らかにし、野党とも力を合わせて、
献金額の上限や、反社会的団体は除くなど、一定の決まりを作る
必要があると思います。