成人となる年齢を20歳から18歳に引き下げる改正民法が、昨日

 

1日、施行されました。明治以来140年以上続いた大人の定義が

 

転換されました。1日時点で、200万人以上が新たに大人の

 

仲間入りした、とみられています。日本では、選挙権年齢が20歳

 

から18歳に引き下げられたことに伴って、成人年齢引き下げの

 

議論が続いていました。諸外国をみると、20歳で成人という国は

 

ごく少数です。被選挙権年齢も下げることで、若者の選挙や政治

 

に関心を持つことが進むと考えています。18歳への引き下げで

 

変わるものは、〇クレジットカードや携帯電話、アパート、ローン

 

などの契約 〇10年有効のパスポート取得 〇公認会計士や

 

医師免許、薬剤師免許、司法書士、行政書士などの国家資格

 

取得 〇結婚年齢は男女とも18歳以上に 〇性同一性障害の人

 

が性別の変更審判を受けられる 〇裁判員に選ばれる対象に

 

なる 〇外国人の日本国籍の取得 などです。変わらないものは、

 

〇飲酒や喫煙 〇競馬や競輪、競艇などの公営ギャンブル

 

〇養子をとる 〇中型自動車免許の取得 〇国民年金保険料の

 

納付義務 などです。また、起訴後に18,19歳の実名報道が

 

可能となる改正少年法も施行されました。諸外国をみても、18歳

 

で大人としてよいと思ってきました。ただ、借金や契約のトラブル

 

に警戒する必要があり、18歳になる前の消費者教育が、一層

 

重要になると思います。