ウクライナへのロシアの攻撃は、ウクライナの抵抗で、プーチンが
思ってようには進んでいないようです。攻撃は、軍事施設などだけ
ではなく、民間の住宅、幼稚園、病院などにも広げられていて、
多くの犠牲者が出ています。プーチンは、核の使用さえ考えて
いて、2月28日には、核兵器運用部隊が戦闘厳戒態勢に
入った、と報じられていて、言語道断、怖ろしい話です。プーチンの
独裁で、彼1人の判断に委ねられていることが元凶だと思います。
それでも、ロシア国内でも反対のデモなどがあり、動いた人たち
6千人位が逮捕されているそうです。ウクライナのゼレンスキー
大統領は、連日Tシャツ姿で、国民や国際社会にメッセージを
発していて、頼りになるリーダーだと思います。その大統領暗殺の
ための部隊400人がウクライナ国内に入ったとのこと。いつの
時代のことかと耳を疑います。国連安保理は、ロシアの拒否権で
何もできませんでしたが、国連総会緊急特別会合が、2月28日
から開かれていて、各国の国連大使がロシア非難の演説をして
います。ロシア軍の撤退を求める決議案が、賛成多数で採択
される見通しです。法的拘束力はありませんが、国際社会からの
大きな声には、なるでしょう。米や欧州諸国、日本も加わって、
国際決済ネットワークSWIFTからロシアの銀行を排除する追加
制裁で合意しています。ロシア包囲網は、徐々に広がっては
いますが、その間、ウクライナの人たちが全力で戦っても戦力に
差があり、いつまで持ちこたえられるのか心配です。子どもも
含めた犠牲者が連日出ています。女性と子どもは隣国に避難し、
男性は残って闘い、家族が引き裂かれています。ポーランドなどの
隣国が、温かく迎えていることが救いです。日本も可能なかぎりの
支援をしてもらいたいですし、安倍前首相は、プーチンと26~7回
も会談をして、お友達なのではないのですか。こういう時こそ、
耳に痛いことを伝えて、戦争を止めさせる一助になることは、でき
ないのでしょうか。ロシアの国歌が、SNSで送られてきました。
青空と豊かな穀倉地帯、緑の大地など、ウクライナのきれいな
風景をバックに、自由のために闘うという強い歌詞が、印象に残り
ました。祈ることしかできない自分がはがゆく感じます。世界から
の連帯の声が、少しでもウクライナの人たちの力になればと思い
ます。