ロシア軍は、24日、ウクライナに侵攻しました。首都キエフなどの

 

軍事施設をミサイルで空爆し、地上部隊も3方向から侵攻して

 

いる、とのことで、予想より短時間で主要都市を爆撃していて、

 

周到に準備されていたようです。ロシア国防省は、これまでに

 

11の空港を含むウクライナ軍の83の地上施設を攻撃した、と

 

発表しました。チェルノブイリ原発も、戦闘の末に占拠され、職員

 

が人質になっている、とのこと。ゼレンスキー大統領は、「悲しい

 

ことに137人の英雄たち、市民たちを失い、316人がけがをした」

 

と述べています。総動員令を出して防衛態勢を強化するとして

 

います。そもそもは、ウクライナがNATO(北大西洋条約機構)に

 

加盟したいとしていて、それを阻止したいプーチン大統領と対立

 

していました。西側諸国との間にあるウクライナを、何でも言うこと

 

を聞くベラルーシのルカシェンコ大統領のような体制にしたいのだ

 

といわれています。米プリンケン国防長慰安は、「プーチン大統領

 

がウクライナ政府を転覆しようとしていると確信している」として

 

います。首都キエフを攻撃して、ウクライナ政府を転覆させ、自分

 

たちの統治方法を確立するつもりだ、と指摘されています。すでに

 

10万人を超える避難民がでている、とUNHCRは推計しています。

 

プーチン大統領は、目がすわってしまっていて恐ろしく感じます。 

 

国連安保理が開かれていますが、常任理事国のロシアが議長を

 

務めていて、また国連が無力であることを示しています。何として

 

も、犠牲を増やさないために、軍事衝突を避けてもらいたい、その

 

ためには、各国が協力して外交努力を最大限に行うしかないと

 

思います。日本も、しっかりと発信し、効果的な制裁などを実施

 

してもらいたいです。