北京冬季オリンピックは、昨日4日夜開会式が行われ、習近平

 

国家主席が開幕を宣言して17日間の日程が始まりました。

 

アメリカなどが新彊ウイグル自治区などでの人権問題を理由に、

 

政府関係者を派遣しない「外交ボイコット」を行う中、開会式では、

 

聖火リレーの最終ランナーをウイグル族の女性選手などが務めた

 

ことも注目されています。この選手は、新彊ウイグル自治区出身

 

のウイグル族、ジニゲル・イラムジャン選手(20)で、決して有名な

 

選手ではなく、中国が「ウイグル族への人権侵害など存在しない」

 

と世界へアピールする意図は明らか、と報じられています。

 

その他にも、収束する気配のないコロナ禍での開会で、選手たち

 

は、選手村でも食事は天井から機械経由で届き、「孤食」を強い

 

られています。バブルの中で行動を厳しく制約され、開催地の市民

 

と触れ合うこともできません。開催ありきの商業主義で突き進む

 

IOC(国際オリンピック委員会)のバッハ会長の対応も批判されて

 

います。何を目指す、何のための五輪なのか、考えさせられます。

 

それでも、競技が始まると、見て応援したくなります。