6434人が亡くなった阪神・淡路大震災発生から、今日1月17

 

日で27年になりました。地震が起きた午前5時46分、神戸市や

 

淡路島など大きな被害を受けた地域で、遺族などが黙とうし、

 

犠牲者を悼みました。神戸大学の神戸市灘区の大学キャンパス

 

では、学生39人と教職員2人が犠牲になり、今日は、追悼の式典

 

が行われ、慰霊碑の前で黙とうを捧げ、花を手向けた、と報じ

 

られています。兵庫県淡路島の小学校では、全校児童およそ

 

240人が参加して、大地震に備えた避難訓練が行われました。

 

私は、当時NHKで解説委員をしていて、地震発生の2週間後に

 

子どもたちのケアの取材で現地に行きました。空港の地面も

 

波打ち、人間が作ったビルや高速道路が壊れている中で、樹木は

 

細い木も含めて生きていることに驚いたことを覚えています。

 

ニュースで見るのと、実際に見るのとは大きく違い、山側の家は

 

建っているのに、道1本隔てた海側の家は壊滅でした。交通機関

 

も不通になっていて、歩いて取材してまわるのに、道を聞いても、

 

四国から来ている、九州から来ているなど、警察官も応援の人が

 

多く、わかりませんでした。大震災から27年、震災を経験して

 

いない世代が増える中、どのように当時の記憶や教訓を伝えて

 

いくのかが課題だと思います。