民間のブランド総合研究所(東京)による、2021年の都道府県の
「魅力度ランキング」が、9日に発表されました。ランキングは、
7月に、ネット上で、各地の認知度、訪問経験、観光意欲など89
項目について、約3万5千人から回答を得て、年齢や人口分布を
考慮した上で、点数化したものです。「以下の自治体について、
どの程度魅力を感じますか?」という問いに対して、「とても魅力
的」を100点、「やや魅力的」を50点、「どちらでもない」、「あまり
魅力を感じない」、「全く魅力を感じない」を0点として、算出した
もの、ということです。1位は北海道、2位は京都府、3位は沖縄、
4位は東京都、5位は大阪府、6位は神奈川県、7位は福岡県、
8位は長崎県、9位は奈良県、10位は長野県でした。上位4位
までは、昨年と同様の評価でした。特に、北海道は73.4点で、
都道府県の調査を開始した2009年から13年連続で1位、との
こと。一方、いつも話題になる最下位は茨城県で、昨年最下位
だった栃木県は41位になりました。栃木県は、「47(そこ)から
始まる栃木県」と開き直ったPR作戦を展開し、「あなた「栃木」って
漢字で書ける?」「地味な栃木を大切にする人好き」などと、求愛
する男性に女性が語り掛けるCMも作ったそうです。また、知名度
が関西で低かったので、大阪にアンテナショップを作るなど、努力
した結果ということです。まあ、ランキングに一喜一憂する必要は
ないと思いますが、全国的に知名度をアップする努力をすること
は、観光収入を含めて無駄ではないのでは、ないでしょうか。