自民党の岸田文雄総裁(64)は、今日4日、衆参両院の本会議

 

での総理大臣指名選挙で、第100代の総理大臣に選出され

 

ました。今日中に、岸田内閣が発足します。また、衆院解散・

 

総選挙について、この臨時国会の会期末に衆院を解散し、19日

 

公示、31日投票の日程で選挙を行う意向を固めた、と報じられて

 

います。組閣前に決まった党役員人事では、総裁選で岸田氏を

 

支援した麻生派幹部の甘利明税制調査会長(72)を幹事長に

 

起用しました。官房長官には、細田派事務総長で、岸田氏が政調

 

会長をしていた時に代理を務めた松野博一元文部科学省(59)を

 

あてました。安倍氏が総裁選で強力に支援した高市早苗氏(60)

 

が政調会長になり、3Aといわれる安倍・麻生・甘利への配慮が

 

ききすぎていて、岸田氏の顔をして安倍政権とさえいわれていま

 

した。特に、甘利氏は、金銭授受問題で経済再生相を辞任し、

 

睡眠障害ということで国会も休み説明責任は果たしていません。

 

総務会長に、当選3回で党風刷新の会の代表世話人を務めた

 

細田派の福田達夫氏(54)を抜擢したことが、唯一岸田氏らしさ

 

でした。内閣のほうでは、20人のうち13人が初入閣、女性が3人

 

など、党役員よりは岸田色が出ているかと思います。茂木外相、

 

岸防衛相を留任させ、財務には長年勤めた麻生氏に代わって

 

麻生派の鈴木俊一氏(68)をあてました。岸田氏が、総裁選で

 

主張した経済政策実現のために、小林鷹之氏(46)歳を当選3回

 

で抜擢し、同じく3回の牧島かれん氏(44)をデジタル相に、堀内

 

詔子氏(55)をワクチン・五輪担当相にあて、政策通の若手を

 

起用したことは、よいことだと思います。私が自分も主張してきた

 

政策の実現のために期待するのは、少子化・子ども庁・女性

 

活躍・地方創生担当大臣になった野田聖子氏(61)です。こども

 

庁の実現などに力を発揮してもらいたいと思います。ただ、党の力

 

が強いといわれていて、高市政調会長は賛成ではなかったので

 

心配ではありますが、そこは岸田総理にがんばってもたいたいと

 

思います。